日本科学未来館「なれる展」で動物になれたし

日本科学未来館「なれる展」で動物になれたし

ここ最近、テクノロジーやサイエンスといったオタクの世界のものに見られがちだった科学の世界もリケジョの言葉の流行に始まり、流山界隈では柏の葉の東京大学物性研究所やカブリ数物連携宇宙研究機構、野田の東京理科大学野田キャンパスの存在もありだいぶ身近なものに感じられるようになってきました。

この辺り、日本の科学研究の中枢が流山市内から車で10分圏内にあることは、距離的にも科学が身近だと感じさせてくれます。さらに流山から車で1時間程でいける目的地には、つくばの筑波大やJAXA筑波宇宙センターもありますから「うちの子もいつかは東大、理科大、筑波大」と親御さんが夢を見やすい環境もありますね。さらにさらに本来夢を見るべき主体たる子どもたちにとっても「日本科学未来館」が近いこともまた理系を志すに当ってキーポイントになるでしょう。

日本科学未来館が示す博物館の未来感

先日、日本科学未来館へ遊びに行き、子どもたちに科学や数学の面白さをあの手この手を持って触れる機会がありました。今日は理系ボーイズ&ガールズを育むにうってつけな日本科学未来館に触れながら、理系の世界への手招きをしてみましょう。

日本科学未来館

 

東京都内、お台場の観光スポットの一角にある日本科学未来館は、その名の通り科学を持って未来をどう作っていくかを考える施設となっています。

日本科学未来館は、いま世界に起きていることを科学の視点から理解し、私たちがこれからどんな未来をつくっていくかをともに考え、語り合う場です。

展示をはじめ、実験教室やトークイベントなど多彩なメニューを通し、日々の素朴な疑問から最新テクノロジー、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験いただけます。
(公式webより引用)

日本科学未来館の象徴「ジオコスモス」

 

私がボーイすみずみだったころの記憶を辿ると、展示物を面白いと思えるかどうかが、子どもごころに興味の扉の番人だったように思います。実際、学校の遠足に上野の国立科学博物館に言ったりして恐竜の標本やら、ロケットのミニチュア等のビジュアルは目に入っても、その説明をすべて読むほどの暇はありませんからビジュアル的になんとなく「すげー」か「つまんねー」かのシンプルかつ残酷な2択をしていたように思います。

その感覚は恐らく今の子どもたちにとっても恐らくは同じでしょうけれども、時代の流れた分博物館側は、子どもたちの「すげー」を得るためにあれこれと手を尽くすようになりました。この辺りの博物館の頑張りぶりには、今時の大人が「いいね」したくなる位です。ホントに。
子どもたちに簡単には「つまんねー」とは言わさない手強さみたいなものを感じるようになってきました。

テーマパーク感がパない企画展

日本科学未来館の展示は通常料金で入れる常設展と別途プラスの入場料がかかる企画展の2通りの展示がされているのですけれども趣向を凝らして行われる企画展は気合の入り方が、ちょっとしたテーマパークのクオリティを凌駕してくるレベルですので「すげー」こと請け合いです。

今、ちょうど「すげー」クレイジーな企画展が現在、日本科学未来館で開催されています。
企画展の名前は「MOVE 生きものになれる展」

企画展 MOVE 生きものになれる展

 

動物になれる展の本気度がヤバいレベル

ペンギンにもなれる!

例えば先日行ってきた企画展の撮れ高はこちら。

往年のフジテレビバラエティ番組感がパない展示

 

ペンギンの恰好をして氷の上を模した滑り台をうつぶせに滑るという何とも往年のフジテレビバラエティ番組感が半端ない展示物があります。
もはや展示というかアトラクションと表現したほうが正しいですね。これには、子どもたちにもバカウケで「すげー」を連呼していました。

ライオンにもなれる!

なれる展の文字通り、生きもになれる体験型の展示が開催中です。
ペンギンになるほかには、こんなのもあります。

ライオンになりきる!ガオー

 

ライオンになりきり、シマウマの目をかいくぐって捕まえようとする「だるまさんがころんだ」ライクに弱肉強食を学ぶアトラクションがあったりします。
シマウマが強すぎて本気で「お前を食ってやろうか!」と燃えること請け合いです。

カメレオンにもなれる!

水の上を走るカメレオンにもなれる!

 

水の上を走るカメレオンにもなれます。水面に特殊シートを張ることで、実際に水面の上を走ることができるという現代科学の技術がいかんなく生かして実現されたアトラクションは、水の上を走る感触を味わえて面白いですよ。

蝶にもなれる!

蝶のように舞うこともできます。

 

写真映えしそうな蝶にも簡単になれます。蝶の羽を背負って残す写真はなんともフォトジェニック‼

ダンゴムシにもなれる!

ダンゴムシになって丸まることだってできます

 

ダンゴムシになりきってアリさんにつんつんされるの。つんつん。
つんつんされたらきちんと丸まるのがダンゴムシさんの流儀。

他にも紹介しきれない生きものになれることができますので興味を持たれた方は、是非動物になってきてください。

そして時は流れた。

私一人を小学生からおじさんにする時の流れは、味気のなかった展示中心の博物館をこのように体験型のテーマパークへと変えてしまいましたと言ったら言い過ぎでしょうか。

日本科学未来館で特徴的なのは、ご覧の通り資料の展示だけに留まらず、科学テーマパークライクな体験型の企画展なども多く、ちょっとした遊園地感を感じることができる点が挙げられます。

今の時代その意味ではその気になりさえすれば、労力は格段に低減された状態で新しく楽しい学びを得ることができるようになりました。まさに「求めよさらば与えられん」とでも表現したくなるほどの現代の情報過多っぷりは、天国のようでもあります。

そしてこの天国っぷりは、子どもたちにもまた等しく訪れています。

手を伸ばせばすぐ行ける流山から1時間圏内のところ所に日本科学未来館のようなスペシャルな体験が詰まっているわけですからね。

幼児、児童期のお子さんがいるご家庭でしたら、科学や数学に興味を持たせてあげるにあたって日本科学未来館は、きっかけ作りとして最高の舞台が整っています。
今回の企画展は体現型となっていますから結構な興味を引くように思いますし、せっかくの舞台が整っているならばそれを生かさないのはもったいないですから、是非一度訪れてみることをオススメします。

また大昔に理系の世界に挫折してしまった大人にも救いが残されているようにも感じます。大人の方にも遅まきながら科学と出会うチャンスとして訪れてみるのもいいでしょう。

私自身が高校の数学と物理に挫折してしまった典型的な文系人間ということもあり、理系のイノベーションやテクノロジーの世界に対しては難しくとっつきにくいという印象がありました。This is文系に言うならば「科学何するものぞ いずくんぞ生活に役立つことあらんや(いやあるはずがない)」との考えに至る程にです。

そうしたアレルギーの解消にも未来館はよく効きます。

人生の巡り合わせか仕事柄、開発者や技術者と呼ばれる人と一緒に仕事をすることが増え、理系的なセンスや知識を身に着ける必要に迫られたとき従来の「つまんねー」感覚を「すげー」「面白いかも」と理系アレルギーの解消のきっかけになったのもまた未来館でした。

そんな事情もあっておじさんが遅まきながら中学数学をやり直し、高校数学をやり直し微分が「瞬間の傾き!」であること等がわかって「数学たのしー」という段階まで持ち直すのですから、この世の巡り合わせってもんは奇跡みたいなものだと思わずにはいられないですね。ホントに。

 

きっかけはどこに転がってるかわからないものとはよく言ったものですけれども「つまんねー」が「すげー」に変わるきっかけも案外近くに転がっているかもしれません。そう流山から1時間くらいのところに。

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