新御徒町 上野肉店の牛すじはTX乗ってでも買いにいく価値がある

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年末年始があっという間に過ぎ去り、今週月曜日から通勤、通学のある普段の生活が戻ってきました。今週食べた方も多いであろう七草粥に「やさしい味ですね」の感想を漏らす頃、贅を尽くした年末年始の食生活にもまた日常が戻ってきたことがひとしおに感じられます。

週末食べたいカレーライス🍛

そんな平日一週間をやっとこさ乗りきって迎える週末、自分や家族のささやかな労うために私はよくカレーライスを作ります。

贅沢とは言えないけれども、時間をかけて作るこの煮込料理に牛すじ肉を入れるのが私のお気に入りです。牛すじは、牛肉にしてはリーズナブルで時間を掛けて煮込めば硬さも取れて柔らかくなる上、良い肉のゆで汁も取れるというカレーに入れるお肉としては三拍子揃った魔法のような食材なものなんです。

近辺スーパーでは調達性の悪さがあって牛すじを手に入れるところから料理が始まるという肉クエスト感がありますけれども、そこにはまた文字通りのご馳走らしさがあって足取りも軽くなります。なんなら四拍子のステップだって軽やかに刻めるくらいに。

TXに乗って新御徒町へ

とある週末、カレーを作ると決めて買い物袋を片手につくばエクスプレスに乗って新御徒町へと出かけてきました。

私の最寄、流山おおたかの森駅から新御徒町駅までは快速で22分。平日の痛勤では骨身に染みる乗車時間が「あれっ?都心ってこんなに近かったっけ?」とあっという間に感じられるのは、時間に追われない休みゆえか混雑のない快適さゆえか。土日乗る電車は、おでかけの雰囲気に満ちているねなんて思っているうちに新御徒町駅に到着です。

 

新御徒町駅

 

つくばエクスプレス新御徒町駅の改札を抜けてA1出口から春日通り沿いを上野駅方面に向かい、昭和通りの1本手前の路地を右手に曲がると程なくして東上野のコリアンタウンの一角に入ります。この辺りは韓国焼肉屋さんの多く美味しい焼肉をリーズナブル頂くことのできるエリアとして有名です。

お目当ては東上野 「上野肉店」の和牛 牛すじ 100g 131円

新御徒町出口からは徒歩10分程歩いて辿り着いた東上野エリアにおいて自宅焼き肉派や、ホルモン好きの方に「この肉屋は知っておいて損はない」と支持されている肉屋さんがあります。それが本日の目的地、上野肉店さんです。

東上野 上野肉店

上野肉店は、新鮮な和牛ホルモンの格安小売りに特徴があり、その評判が焼肉好きやもつ煮込み好きの口コミが広がっています。私もご多聞にもれず、フォロワーさんのおすすめがあって訪れたクチです。立地や佇まいを見ていると焼肉店がたくさんある街の一角で長らく商売を続けている肉屋だからこそ、普通の肉屋では取り扱いづらい新鮮なホルモンを仕入れ、またそれを格安に提供できる環境が整っているのだろうなあと思わせる納得感が沸いてきます。

土曜の午前に訪れた折、先客のキレイなお姉さまが「5キロで」とお肉を買っていかれていましたので、周辺の異国情緒感と相まってキロで買う世界線に迷いこんじゃったかな?と一瞬ドキドキしましたけれどもお店の商品は100g単位の普通の肉屋さんの価格記載ですのでまったくもって心配は無用です。

私の買い物のお目当てである和牛の牛すじ肉も100g 131円で取扱いがありました。値付けに安心したところで「牛すじ1キロで」を頼んだのは、世界線のせいではなく、必要な量を買っただけですので来訪をこれから検討される方も心配は無用ですよ。

焼肉屋のメニューみたいなショーケース

ご店主の旦那さんにお願いをして店内の写真を撮らせて頂きました。

焼肉屋のメニューと見間違えそうなカルビ、タン、ハラミ、ミノ、ハチノス等のホルモン系のお肉がショーケース内に所狭しと彩ります。

焼肉屋のメニュー感のあるショーケース

 

一例を挙げるとこんな感じ

和牛特上カルビ    834円
和牛上カルビ     648円
和牛カルビ      528円
特上カルビ(輸入)  408円
上カルビ (輸入)  287円

和牛の特上カルビなどは、ちょっといい焼肉屋で一皿2,000-3,000円はくだらないものですから、1000円以下で買えるのは驚異的と言えそうです。
調理の手間、味付け、店の雰囲気等値付けには十分な理由はあるものですけれども自宅焼肉派の方が純粋にいい肉をいいお値段で求めて上野肉店に通う理由がよくわかります。

 

冷麺や豚足やエゴマの葉なども取り扱いがあります 焼肉屋感パない

 

その一方でいわゆる普通のお肉屋さんにあるような豚バラや鶏肉などは取扱いがありませんのでホルモン特化型肉屋さんと覚えておきましょう。

アクセス

住所 東京都 台東区 上野 2-15-4
営業 9:30-18:00

煮込み料理は育成ゲー

仕込みを始めようと買ってきた牛すじを広げて一見してわかるのは、サシの入った和牛の肉質の良さ。
家に帰って鍋を取り出し、下処理の煮こぼしをしてから、ぐつぐつと2時間程煮ていくうちに期待は確信へと変わっていきます。

バーミキュラに一仕事してもらいました。

 

ちょいちょい味見をしながら、固い肉が柔らかくなっていく様子がまるでわが子の成長のように感じられるのが煮込み料理の良いところです。お金をかけなくともご馳走は作れるということ、つまるところ手間暇をかける大切さが身を持ってわかる煮込み料理の育成ゲー感が私は好きなのかもしれません。

上野肉店で購入した牛すじは、元々の肉の良さと手間暇かけたおかげかホロホロにやわらかくなり、またそのゆで汁にはしっかりとした牛肉の旨みが染み出ました。これとたまねぎ6-7個を丁寧に炒めて十分な甘さが出したところににんじん、きのこ等を続けて炒めた別鍋と合わせて改めて煮込ませます。灰汁を取って味の馴染んだところで火をとめてカレー粉入れて出来上がりを迎えたとき、一日の馳走が報われるそれはそれは美味しいカレーができたことをお伝えしておきます。

 

よいお肉でよいカレーとよい週末を

 

平日を乗り切った週末に食べるカレーには労をねぎらう言葉がよく似合います。今週末あたりカレーを食べながら、前世紀の古典ギャグ「おつカレー」をかますのもまたご馳走の団らんに花を添えることでしょう。

 

 

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