大人が何かを始める時、スタートが遅いことを気にしてしまう時があります。
「何を今更?」という周囲の声と見せかけたその実、内なる声との対話と説得には、骨の折れることも多いものです。
私を例に挙げれば、ランニングを始めたのは30歳過ぎてからでしたし、そのときにも「メタボのおっさんが何を今さら頑張っちゃうの?」という内なる声の問いかけに対して「健康的なかっちょいいお父さんはお嫌いか?」と説き伏せてみたりとまあ、内なるネガティブとの闘いは、よくあるRPGゲームの光と闇の闘いの如くこれからもきっと続いていくことでしょう。
ただ最近は年の功か、「いなし方」というか、武器を手に入れたようにも感じます。
それは何かを端的に言えば「物好きであること」であり、草薙素子さん風にかっちょよく言えば「好奇心」になるのではないかと思います。
さて前置きはほどほどに、前回の記事、「raspberry piと流山のアイツとIoT」から、物好きおじさんに少しだけ進捗があったので記しておきます。
遂に秋葉原でラズパイ(=raspberry pi 3 model B)を購入してきました。
見た目がファミコンカセットっぽいので子どもの頃にファミカセを買ってもらえたときの記憶が甦ります。「ああ早く開けたい!」というあの感覚は久しぶりでした。値段も税込6,200円とファミカセみたいなものですね。これがPCとして使える訳ですから、良い時代になったものです。学習用のPCとの位置づけにとどまらず、「大人のおもちゃ」としてもかなりいい線ついています。
さあこれで遂にraspberry piを使った流山IoT計画のスタートです。
raspberry piを買ってきたのは秋葉原に残る良心と言っても過言ではない「秋月」こと秋月電子通商です。
昨今のコンテンツ消費型のオタクに対し、クラフトマンシップ溢れる創造型のオタクが集う電子部品のお店です。100円くらいのUSBケーブルや200円代のHDMIケーブルから、USBの充電アダプターなども1,000円前後で買うことができるので、TXを秋葉原まで乗る方は、物は試しに行ってみるのもオススメです。
秋月で購入に至るまで、私の本気を賭けるだけの価値があるか、そして世の中のIoTたるモノが何なのかを確かめにビッグサイトまで「IoT/M2Mの展示会」を見に行ってきたりもしていました。
スマホのCPUでおなじみの「スナドラ(=snap doragon)」を製造するqualcommのブースでは、素人相手に色々とお話を伺ったりすることもできました。見識を広げるには、やはり実物を見て話を聞くに越したことはありませんね。
当然、遅れたスタートであることは百も承知、それでも私の中にある「有象無象のアイデアの実現手段」としての魅力に「モノ好き」アンテナが反応してしまったのですから、行けるところまで行ってみようと思います。
当然、プログラミングについては素人ですから、今後のスタンスで言えば、「30過ぎたおっさんがピアノを始めてみた」体験談のような感じで、一つ一つ吸収した知識を整理していきたいと考えています。
流山にはITの関係のお仕事をされている方も多いですし、ITを生かしたコミュニティもすでにありますから、そういった方たちとのつながり、助言なども模索してみたいと思います。
「Now or Never!!」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com