raspberry piと流山のアイツとIoT

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世の中のトレンド最先端をいく方々に大人気の「ラズベリーパイ」に興味深々です。大きさは一口大、英国仕込みのそのお味を例えるなら、「酸味控えめでほんのり甘く、味わえば世界が変わる程の夢が詰まっている」と表現される程の魅力に満ちています。
一口大のサイズにお求めやすい価格設定ということもあり、大人買いも流行っています。その人気故に今すぐ手にすることは難しいでしょうけれど、グルメシティでもある秋葉原が狙い目とのことですから、この略して「ラズパイ」是非、手に入れてみたいものです。


さて冒頭のいわゆるリード文、ラズベリーパイのリンクを踏んだ方にはお分かりの通り、わざと「ミスリード」されるような文章を書きました。
ラズベリーパイがプログラミング学習用の安価な小型PCと知っている人にはその通りに、予備知識がなければ、語感からラズベリーパイがスイーツだと思わされてしまうような文章です。

語感の持つイメージからミスリードを強いられてしまうということは、世の中に中々多いですから、踊らされないようしっかりと自分の頭で判断していきたいものです。
なんだかずいぶんと前置きが長くなったのは、今日のお話で取り扱うテーマが語感持つイメージがめちゃんこ強い流山のアイツだからというのが本音のところです。

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アイツとは「流山における放射線量について」

名前を呼んではいけないあの人を呼ぶときの感情は、きっとこんな感じなんでしょうか。
昨年2015年に立てられた上記の看板には「この先、空間放射線量が0.23マイクロシーベルト(最大値0.434)を超える場所がありますので、長時間の滞留はご遠慮ください。また、通行にご心配な方は通行をお控えください。大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。」と掲示されています。

場所はこの辺り、大堀川の見かけ上の最上流を兼ねる調整池内にあります。

 (リンク先、謹製のphoto sphereです。)

今私が住んでいる流山市と生まれ育った柏市は、3.11を機に比較的放射線量の高いホットスポットとして知られるようになりました。
当然、市の対策としての除染も行われましたけれども、雨水が貯まりやすい上記のような場所では、0.23μSvという除染基準を超える場所がが未だあることも事実だと思われます。


私の主たるランニングコースの大堀川沿いには他にも注意喚起の看板が提示されていて、柏市内の大堀川沿いには、1.00μSvを超え場所の注意喚起があったりもします。

目を背けたり、見て見ぬ振りをして楽になることも自由なんでしょうけれども、大堀川沿いを走る度、そしてこの看板を見る度に釈然としないもやもやがありました。

先程、「0.23μSvという除染基準を超える場所があることが未だあることも事実だと思われます。と書きましたが、これって事実なら正確な数値はいくつなんでしょう?看板が建てられた以後、約一年経った今はどうなっているのか気になります。

市での放射線量のモニタリングは年に数回ですから、私が走ろうと思う時のリアルタイムの放射線量の数値は伺い知ることができません。
私は、幸いなことに自分の頭で物事を考え納得しないと気の済まない面倒臭さと、物事に対処しようと前進する姿勢を持ち合わせています。人並みにだいぶ足りていない知性については、これまた幸いなことに集合知という武器で補うことできますので、行動の起こしやすい良い時代になりました。

色々と調べてみたところ、私のこのもやもやを解決するキーとなってくるのが「raspberry pi」のようだと分かってきました。この「ラズパイ」を使って世の中のトレンド最先端でもある「IoT」技術を実践することで、太陽光発電駆動で動いて放射線量を遠隔計測し、twitterに今日の線量をリアルタイムで投稿し続けるいかにもIoTなモニタリングマシンを予算2万円程度と格安で実現できそうです。

hello worldも打ったことのない私で実現できるかどうかは、現段階では不透明ですけれど、まずはraspberry pi 3 modelBの入手からチャレンジしてみます。出来損ないの泣き顔の絵文字みたいにIoTで失敗するか、raspberry piで世界が変わる程の夢をIoTで実現するか、ここからが見ものです。
成功の暁には、ミスリードを呼び込み一人歩きしそうな看板の古い放射線量値に対して、リアルタイム計測の実測値が現実と向き合い自分の頭で考えるための判断材料になるのではないかと考えています。漠然とした不安を対処可能な課題に変えることができれば、それだけでも一歩前進です。

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