今日は、2月5日の語呂合わせでニコから笑顔の日です。
昔から言われる「笑う門には福来る」とか「幸せは歩いてこないだから云々~(でんでん)」に加え、最近のCMだとグリコのスマイルグリコに代表されるように笑う事や幸せを結び付けた特集が増えているように感じます。
スマイルグリコ
http://cp.glico.jp/smileglico/index.html
このスマイルグリコに特集されている中(#08)に「幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ」という言葉が出てきます。
この言葉、自分の心持ちに少し似ているような気がして非常に気になっていました。
そこで誰の言葉かを調べ、そしてフランスの哲学おじさんアランの言葉であることがわかったところで、年末年始に流山市図書館で彼の著作「幸福論」を借りて読んでいました。
アラン 幸福論
2月5日の笑顔の日にちなみ、今日は笑顔と幸福の話をざっくりと取り上げてみます。
幸福論とか御大層な名前がついているこの本ですが、内容は結構砕けていて哲学書初チャレンジの私でも平易に読むことができました。
ざっくり言えば、もともとが、約100年前の新聞のワンコーナーの天声人語や産経抄みたいなコラムで面白かった話がまとめられた話です。今風に言えば、匿名のおっさんが気の持ちようのことでちょっと面白いブログ書いてるものだと捉えてもらって全然OKですね。
体系的に「幸福とは~である」みたいな感じにまとまってなくて、全然その辺のおっさんが酒飲みながらちょっといいこと諭してるような内容ばかりです。
例えば
不機嫌なやつを不機嫌な順に並べて俺の上機嫌の闘魂注入してやりたいぜ~1.2.3ダーッ!!的な話
壁に穴開けるなんて無理無理ムリ子さんって思ってたけど、文句も言わずに壁に穴を開けてく職人ってすごくね?
空前絶後のぉぉぉ超絶怒涛のぉぉぉ哲学おじさん!!行動を愛しぃぃ行動に愛された男ぉぉスマイル!!アランーーーー!! イエエエェェェイ!!と勢いで反論者を諭す話だとか。
この世で最も美しい本とも称される所、ただ美しいだけなく上記のような内容をフランス特有のとんち(=エスプリ)をもってまとめています。
行動と感情が繋がっていることの重要さを丁寧にそして面白く、諭してくれますから自ずと笑みになること請け合いです。口元が凝ってきた方はぜひ一読を。
なんとか面白い文章を書きたいと思っている私にとってもしばらくは心の拠り所となりそうです。
「すぐ効いてずっと効く」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com