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こんどうさんが「おおたか、人口増やめろっ」てさ

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反吐が出るほど気持ちの悪い主張や意見も目を瞑っているばかりては、何も良くならないものです。
「ヘイトを集めて支持を得る」のが昨今の政治トレンドで理想を掲げるよりは、不満を集めた方が支持を得やすい土壌が出来つつあるように思います。
各々の立ち位置は変われど、根底は変わらないフェミニズム、それに対する反動としてのメニニズムの台頭など、性差を元にしたものから、地域間対立や世代間対立、上流下流の所得対立から、専業主婦対DEWKSの対立まで、「毎日そんなに争うものがあって大変ですね。」とお疲れ様の一言でも言いたくなるばかりのヘイティズムの花盛りに「おじさん少しtwitterでの花見を控えようかな」なんて気持ちにもなります。

そんな中ここ最新のヘイティズムは、この街にもどうやら出現しつつあるようです。その名もこの街の特定地域における「ママティズム」
ママのママによるママのための主張です。ママ一推しのこの街で独善的なママ至上主義の台頭は、少々厄介な思想であるように感じます。


ここ最近のクリティカルな論調で目を引いたものは流山市議の「近藤美保」さんの下記記事
http://mihokondoh.net/?p=2533

勝手なお願いです。流山市は素敵な街だと思います。保育園整備も頑張ってる。教育にも力を入れてる。でも、転入を考えていらっしゃる方、もう少しだけ待って。選ばれすぎて子ども達の環境整備が追いつかない。待機児童はゼロにはならない、小学校もパンクしそうです。子ども達が健やかに育つ環境整備を全力で推進しますから。

彼女の主張はともかくとして、事実としてこの街の特定地域(小山小とおおたかの森小中学校学区)の人口増よる子ども達への皺寄せが起きていることが記されています。

ただ一点彼女の主張で気持ちが悪いのは、おおたかの森という特定地域の話題をさも流山市全体に置き換えようとするところですけれど、これは支持を広く集める為に政治家として致し方ないことなのかもしれません。
で彼女が言いたいことが何か?美辞麗句を除いて端的に言えば、「もうこの街にイス取りゲームのイスは残っていません。」であり、「お前さんに渡す蜘蛛の糸はねぇ!」という救いの無い「先住民優先」のようにも映りました。それが、彼女を支持するママたちのありのままの声であり、子ども達の悲鳴でもあるわけですから、この主張はまさしくママのママのためのママによる「ママティズム」のようにも映ります。

この主張がこのタイミングで出てきたことには、「保護者に学校の惨状を白日の元に晒す運動会」というイベントがあったことは言うまでもなく「ママの不満を集めやすい」背景があったことは想像に容易いように思います。

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運動会当日のこちらは小山小。

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現在小山小学区では、「想定外」の人口増の名の下に校庭を取り壊しての校舎増築が進んでいます。そのため、運動会を開催するグランドは、冗談抜きで50m走しかできない位の校庭しか残っていません。当然場所取りなんてもってのほか、親御さんたちは、立ち見で交代しながらわが子の出番を待つような有様になっています。口の悪い人は、特定マンションの子ども達が越境してくるからこうなったなんてことも言いますから、まるで救いがありません。

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方や、おおたかの森小中学校。こちらは場所取り放題、テント設置放題。学区が違えば格差がある典型ですから、それだけでも「ママティズム」の活力になりそうで恐ろしい限りです。
ただこちらのおおたかの森小中学校も人口急増に対応するため、「想定外」の増築が決定したばかり。
到底ペイできない豪華な箱物も特定地域の特定生徒しか恩恵に預かれないわけですから、つくづく素晴らしい建物を建てたものだと思います。休日のおおたかの森センターの図書館なんてほぼ貸し切り状態ですから、本好きの我が家には本当にありがたい建物を作ってくれたものだと感心するばかりです。

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当初の学校の設計では、隣接する森(=おおたかの森の由来ともなった市野谷の森)からの風を取り入れてエアコンもいらないことになっていたところ、増築で風の通り道がなくなるという理由で漏れなくエアコンの導入も決まるという「想定外」ぶりに市長も陳謝していました。(こちらの増築もスターツが落札したりするんしょうか。留意して見届けようと思います。

色んな人がこの街に住み着き、この街の生活に満足している人もいれば、不満がある人もいます。

ガンダムには時折、「地球の重力に魂を引かれた人々」なんていう言葉が出て来たりするのですけれど、差し詰め彼女の主張を読んでいると 「東京の重力に魂を引かれた人々」の存在があることに気付かされます。この街で一番お金を持っているDEWKS家庭の特に都内で働くママにターゲットを絞る手法、どこかで見た手法にそっくりですし、教養と収入と駅前在住というクラスタが重なりやすいマンション住民を全力で釣りに行く様は見ていて気持ちが良いほどのペルソナマーケティングの手法が使われているようにも感じます。
随分前に「釣った魚に餌をやらない」が杞憂であってほしい旨を書いたことがありましたけれど、どうやら杞憂で終わらない日々が訪れつつあるようです。

この街で一番有名なママ、尾崎えり子さんが所長を務めるmama’s選挙ラボ

 も平成27年4月26日の流山市議会選挙があるまでは、随分と旺盛な活動をしていて大変見応えがありましたけれど、mama’s選挙ラボの活動を元に近藤さんが当選された以後は、パッタリと更新もなく寂しい限りです。

大きな釣堀のある街で日々大漁の釣り人もいる中で、平々凡々、思ったことを思ったままに不満に釣られることなく、理想を追う強い意志を持った魚でいることも是非大事にしてもらえたらと思います。

安易な不満の捌け口にされてしまっては、本来の高尚ささえ霞んでしまうことでしょうし、それは意図することでもないはずです。

今日の記事、お気に召さない方には申し訳ありません。リンクも張らず、ブログ村のランキングにも参加せず、おまけに更新も少ない三拍子揃ったものぐさ界隈から発信する流山在住の一人のブロガーの戯言ですから、何てことは無いものだと思って頂ければ幸いです。

「喧嘩売るなら全方向」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com

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