柏の葉地域、国立がんセンター脇にある一体の森は、古くから「こんぶくろ池」があります。
先日10数年ぶりに訪れてみましたが、現在は「こんぶくろ池自然博物公園」と名を変え、順路の整理、植林の整備がされ、博物公園の名に恥じない素晴らしい公園となりました。
私が、中高校生の頃ですと、辺りは鬱蒼とした森で今と比べ整理が行き届いておらず、不穏な森といったところでした。また底なし沼だとか、大蛇が出るとか、ダイダラボッチの足跡だとか民話の伝承に事欠かない場所でもあったため、もっぱら肝試しスポットの定番になっていたことを思うと一体の森を整備された方々の尽力には頭が下がります。
柏の葉キャンパス側からくるとなかなか入るのを躊躇するような入り口ですが、躊躇するのは公園にはいるまでの話。入れば、森の中の遊歩道が待っています。
森は結構広いので迷わないように。とはいえ公園内には道に迷わないよう要所要所に現在地と公園内の地図が掲示されているので実際に迷うことはほぼないでしょう。
園内の木々には博物公園の名の通り、ほとんどの植物にこのようにどんな植物か分かるようサイネージがあります。「森の中にある植物」なんてタイトルでお手軽な夏休みの自由研究に使えるかもしれませんね。
再源流の泉 弁天池 おもしろいことに周りを水辺に囲まれた島があり、その中には祠があります。
整備された遊歩道を歩き、弁天池からこんぶくろ池の方へ進みます。
弁天池よりちょろちょろ流れる小川沿いに下っていくと見えてくるこんぶくろ池。雰囲気は西初石小鳥の森の湿地に通じるものがあります。
こんぶくろ池にも弁天池同様に祠があり、その中には、
なぜか狸が鎮座されています。
順路の取り方はあると思いますが、弁天池とこんぶくろ池を押さえるような回り方で公園内の所要は15分程度になると思います。
このこんぶくろ池と弁天池には湧水があり、ここで湧き出た水が大堀川へ注ぐことから大堀川の最源流とも言われています。
普段見る大堀川の源流を辿ってみるのも感慨深いものがあります。
ららぽーと柏の葉への買い物ついでに自然と歴史探訪に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
こんぶくろ池自然博物公園
http://www.konbukuroike.com/index.html