現在、おおたかの森駅前の歩道で植栽の設置準備と思われる設置工事が進んでいます。
設置個所周辺には、カラーコーンが設置されていることで気が付きました。植栽のあるところを無断で横断する人も減りますから、交通規律を看板でなく自然を使って自然に動線を整備するなんてことを考えている偉い方がいたのかもしれません。
歩道がややせまくなることで朝晩の通勤通学時のすれ違いの懸念はありますけども、街並みを緑でつつむグリーンチェーン戦略の一環として見れば殺風景な街並みよりは「絵になる流山」の方が見栄えもすることでしょう。
流山の街並みは、街と緑が調和しているところが特徴になってきています。
南口駅前広場の並木、東口広場の桜など街と繋がりのある緑はグリーンチェーン戦略として「緑のある街」っぽいシティセールスにも生かされています。
駅前の景観優れる並木は「映えます」し、実際に人の往来の中で共生している絵面は、理想的な郊外都市っぽさを醸し出しています。
流山市がグリーンチェーン戦略を打ち出した頃、絵空事のように感じたその計画も木々の成長とともに主に感情面での訴求効果は人口増加として結果に現れています。
かなりのロングスパンの計画も実際に木々が芽吹き成長することで、人知れず街の個性となってくるあたりは、ウォッチのしがいがあります。
普段、主役になることは稀な街の植栽ではありますけれども、たまには影の主役に目をやってみると流山っぽさが見えてくるかもしれません。
駅前や街中に木漏れ日があるということは、この街では当たり前であっても、その実現には白鳥の水かきのような見えない努力が垣間見えます。
10年経ったら、「あれからああなった」的な記事にすることを楽しみに駅前のグリーンチェーンの繋がりを気長に待ちたいと思います。