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流山ランツーリズム「都心から一番近い森のまち」を走る10.7km 里山、川沿い、史跡にグルメ

Nagareyama Run Tourism
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流山を人力踏破するという風呂敷を広げた一環で、週末の早朝は、この街をすみずみ走り回ったりしています。この計画、結構走破も進んできていてざっくりと白地図で塗りつぶすと、市内北部中部はほぼ制覇というところまできました。

南部と東部方面、地名でいうところの木や、松ヶ丘、ろこどるでもおなじみの名都借方面は未踏となっていますから、この辺り、おおたかの森起点に加え、南流山を起点に利用したら、開拓が捗りそうです。
今のペースだと達成までには、後数年はかかりそうな見込みなので、実益を伴った趣味としてのんびり構えて気長に続けていきたいですね。


ちなみのこの流山の人力踏破、すでに達成された方がいらっしゃって写真でつづる流山の道というブログをされています。情報の蓄積量はもはや流山の宝と言えるレベルに達しており、近年の流山の開発前後の情景が数多く写真に残されています。昔を知る方には懐かしく、知らない方には新鮮な思いで近年の流山の開発史を知ることができるので非常に参考になります。興味のある方は是非訪れてみてください。

さてそんな今日は、ランニングとツーリズムを合わせたランツーリズムの視点から「都心から一番近い森のまち」を紹介してみたいと思います。
発展するおおたかの森駅前から出発して、里山を駆け回り、川沿いを行き、史跡にも立ち寄る。お腹が空いたらグルメも。流山の魅力いっぱいの10.7kmです。

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出発はいつもの流山おおたかの森駅からです。

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南口を降り、流山おおたかの森SC沿いの通りを抜けまっすぐ進みます。南口公園を抜けるとこの市野谷水鳥の池に当たります。

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最近整備が進み公園にはベンチもできました。水鳥の観察がてら、たゆたう水面のきらめきを感じることができます。

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水鳥の池を抜けると、見えてくるのがまっさらな更地。おおたかの森近辺でよく見かける開発の光景です。

建物が建つ前の更地に思いを馳せる感覚は、無地のキャンパスに感じる無限大の可能性にも似ています。期待感とも言える発展途上の街ならではの感覚でしょう。開発が進み建物が建てば、この光景も見ることができなくなると思うと、万物は変わり行くのかもなんてことを思います。
しばらくこの開発途上の更地を南下してくと左手にはキッコーマンアリーナと流山運動公園が見えてきますから、通りに沿って進みます。そして右手に流山セントラルパークと移転新設された東葛病院が見えてきたら、突きあたりのT字路を病院を回りこむように右折します。

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TXの高架をくぐる直前、左手に上の写真の坂が見えてきます。この坂が開発の街から自然が濃く残る里山エリアへの入り口となります。

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この坂を上ると先ほどのガードレールは竹垣へと姿を変え、穏やかな自然に包まれた里山エリアとなります。
先ほどの坂は時代を飛び越えるタイムスリップゲートだったのかもしれません。

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里山らしく傾斜地には段々畑の作物が耕作され、少し奥手にはTXの高架が見えます。タイミングが合うと上の写真のように里山を走るTXの姿を収めることができますから、撮り鉄的な撮影スポットにもなるでしょう。

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住所で言うところの「流山市中」の里山の原風景が残る一角です。地形的に傾斜地の斜面となります。後ほど進む坂川の河岸段丘の傾斜面になるでしょう。傾斜地は開発が及びづらいですから、この辺りはまだまだこうした里山の光景が残っています。地形や地学の足がかりがあれば、ブラタモリ的なアカデミックな楽しさを見つけられるかもしれませんね。
3枚目の写真はTXの車窓から眺めたことがある方も多い風景です。TXの車窓では、センパから南流山へ向かう途中、トンネルに入る前に見える濃い森と里山のあたりを進みます。

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里山と高架と坂道。この坂道行ったことはなくても、車窓から見たことがある人は多いでしょう。

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坂の上よりTXを高架を臨むとこんなダイナミックな感じになっています。TXの高架を見下ろせるスポットになっています。センパのあの橋も近いのでTX撮影ファンには小躍りしたくなるような撮影スポットが続きます。

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上った坂を、今度は下っていきます。進むのは里山の中の名前の無い森です。道幅が狭く四方を濃い木々に囲まれ民家からも少しの間離れます。迷う道ではありませんけれど、自然に対する畏敬と畏怖を感じる通りです。

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森の中を下っていくと、再び民家が見えてきてほっと一息。道に沿って進みます。

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T字路に当たるので左折します。

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この辺りで里山とはお別れ。振り返れば、抜けたきた森の全景を見ることができます。雰囲気ある通りから、今度は住宅街の流山市宮園を進みます。

この辺りでおながかすいたらちょっと寄り道グルメスポットその1
近くに央製パン堂というパン屋さんがあります。
各種メディアにも特集されることの増えてきた評判のパン屋さんです。
道に戻って宮園のあたり、整備された住宅街を南下します。

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途中にはため池があったり、水辺になります。この池も水鳥がたくさん観測できます。

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ため池沿いを南下して突き当たるのは坂川。奥手のオレンジの建物は東洋学園大学です。

しばらく川沿いのランニングです。
八木南小学校が見えたところで川沿いの通りを左折します。八木南小の向かいにはコンビニのローソンがあります。またここから傾斜面を上った第3コミュニティセンター前にはセブンイレブンもあるので一休憩も良いでしょう。

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第3コミュニティセンター前を直進して緩やかな坂を下ります。

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坂を下ると流山市古間木の田園地帯となりますので、ひょいっと右折します。

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こちら側は、先ほど通った里山の斜面に対し、下りきった窪地側(谷津田といいます)になり、下総台地特有の光景になります。

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畑も多い所です。写真に見える青々とした森は、殆どが斜面にあります。

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畑を抜けて、星の森キャンプ場方面へ向かいます。星の森キャンプ場は、市内ボイースカウト向けのキャンプ地になります。一般の方向けのキャンプ場ではないのでご注意を。

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星の森という素敵な名前の元は、お向かいに天形星神社という神社があるから。

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全国で唯一天形星(=木星)の名が付く個性的な名前の神社です。神殿の造りは立派なもので、手入れの行き届いた木々は、ピンと真っ直ぐに伸びているのが印象的です。

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訪れると、かなりの確率で人なっつこい猫が迎えてくれるので彼に境内の道案内を頼むのもいいでしょう。多いときには4-5匹いるときもあります。ここの猫に会えるかどうかはおみくじみたいな楽しみがあります。

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鳥居の先に見える十字架
Freedom of religion(信教の自由)をこの目に感じることもできたり(お向かいはカトリック豊四季教会)と空気感と合わせて面白いスポットです。
猫ちゃんに再会を約束して、流山市長崎を抜けていきます。

この辺りでおながかすいたらちょっと寄り道グルメスポットその2
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焼肉屋みっちゃんという焼肉屋さんがあります。焼肉そのものの美味さはもちろんのこと、ご飯のありえないくらい大きな漫画盛りと牛すじ煮込みも有名なお店でです。

お腹がいっぱいになったら腹減らしにおすわさまで散策が良いでしょう。

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今の時期なら夏越の祓えで茅の輪があります。一年の折り返しの頃、風情を感じるとともにで厄祓いしておけば、今年の残りもつつがなく過ごせるでしょう。

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おすわさまの裏手は、道路拡張の工事が進んでいました。
おすわさまの裏手から大堀川水辺公園に回りこみ、大堀川沿いを進み、おおたかの森駅方面に向かえばゴールとなります。

地図でまとめた全ルートはこちら

「今変わりゆく街」おおたかの森近辺の開発の進む更地
「変わらない里山」セントラルパーク付近の里山とTXと森の中
「自然」坂川沿いの水辺、谷津田の自然、
「史跡」天形星の猫とおすわさまの夏越の祓
「グルメ」央製パン堂と焼肉みっちゃん
色々な魅力をぎゅっと詰め込んだコースとなります。ダイエットがてら走るもよし、この町の紹介がてら走ってみるもよし。そんなコースになるんじゃないと思っています。
地域のありのままを資産として生かすランツーリズムの観点から見ても、市内には、結構隠れた魅力のあるスポットがありますから、またえっちらおっちら走りながら、こうしてコースを紹介できたら良いですね。

「これだけ走っても全然痩せない。なぜなら食べるから。」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com

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