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ふなばしアンデルセン公園で「学ぶ」ワークショップ 夏休みの自由研究にも

公共施設
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ふなばしアンデルセン公園で「遊ぶ」に引き続き、本日はふなばしアンデルセン公園での「学び」に注目してみます。
この公園のすごいところは、子どもが喜ぶ「遊び」だけでなく「学び」を楽しむこともできること。
机で勉強するだけじゃない楽しむ「学び」の舞台は、園内に5つあるゾーンのうち子ども美術館ゾーンで体験できます。

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それでは第2回ふなばしアンデルセン公園で「学ぶ」です。


この子ども美術館ゾーンでは、見て楽しむ子どもの喜ぶ展示物と作って楽しむ各アトリエでのワークショップの2通りの学びを体験をすることができます。
展示物は見た目にインパクトがあるものがいっぱいあります。

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こちらは作家伊藤航氏によるペーパークラフト作品。紙でここまで精巧に作れることに、ミニチュア大好きな私は子どもよりも感動しました。

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ペーパークラフトに加え、写真のような空き缶で作られたアート作品などの常設展示や趣向をこらした企画展があり、お上品に鑑賞するよりも見て「すごい!」と声をあげて楽しめるアートへの扉が開かれています。

展示を見て何か作りたい衝動に駆られる気持ちになったら、それに応えてくれるのもアンデルセン公園のすごいところ。こども美術館棟ではこれら展示だけでなく、ワークショップも充実しています。

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館内入り口には創作意欲に応えてくれる「今月つくれるもの」の各種ワークショップの案内が提示されています。

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こども美術館の階段を下れば迎えてくれるのはワークショップのためのクラフトゾーンです。
作りたいものに応じて、各種アトリエへ移動する形になっています。

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クラフトゾーンには、各種アトリエがあり、食、染、織、陶芸、木のテーマに沿ったワークショップを体験することができます。また子ども美術館にも版画のアトリエや一番広いワークショップ室を完備しているのでエリア全体が差し詰めワークショップパラダイスとなっています。

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クラフトゾーンのワークショップ棟。建物自体もアートな造りですね。

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例えば「織」のアトリエの場合には、まず予約が必要になっています。こちらの費用は400円~800円程度とリーズナブルです。各アトリエの入り口にはこのように費用、所要時間、定員、予約の要不要等が明記されていますから、スケジュールに応じてワークショップを選ぶと良いでしょう。

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私達が体験してきたのは「染」のアトリエでのワークショップ、ステンシルでの染めに挑戦しました。費用はきんちゃくの500円からかたかけバッグの800円までと他のワークショップ同様に良心的な金額です。定員は24名。今回は平日の訪問でしたから、空いていてラッキーでした。休日の場合には、早々に定員が埋まることもあるようですからお目当てのワークショップは、遊ぶ前にまずアトリエに行くような工夫が必要になるかもしれません。

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染めのワークショップはこんな感じ。絵の具に水バケツに筆。道具を見て思い出すのは遠い昔の図工の時間です。

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染色用の絵の具は結構な種類があり、通常色の15種類にプラスしてラメ用の色が3色あります。キラキラのラメはポイントで使うとセンスが光りますよ。それでは「染」の体験をしてみましょう。

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1.絵の具をパレット代わりの紙の上に落とし、小さく伸ばします。

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2.ステンシル=型紙を布地に合わせます。

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3.ステンシルの上を絵の具をつけた筆でパタパタとたたくように色を塗っていきます。1~3の工程をこうして繰り返していくことで楽しみながら、染めの仕組み体験し学んでいくことができます。

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4.ジャーン!完成

湧き上がる創作意欲が爆発して見事に完成したのは、綺麗に染まった果物いっぱいの肩掛けカバン。こだわりはオレンジの塗り分け。おいしそうに見えるでしょうか。

色と型紙はいくつ使っても素材の値段以上にかかることはありませんから、納得いくまでクオリティを追求することもできます。子どもが作っても楽しいですけれど、大人も童心に返って楽しめました。

楽しみながら学ぶことができるアンデルセン公園のワークショップ。基本的には子ども向けのワークショップが大半となっていますけれど、要予約の大人向けのアトリエ(大人のアトリエ)も時折開催されています。詳しくは公式サイトの案内をチェックしてみてください。はたおり機でつくるマフラー、自然の枝でつくるミニテーブル、草木染めのストールなど興味が惹かれるものが一杯ありますよ。

このワークショップ体験を通してふと頭に浮かんだのは、小学生の夏休みの自由研究や自由工作に打ってつけなのでは?ということです。これだけの充実するワークショップを自由工作に生かさない手はないでしょう。
各アトリエで、ノウハウを指導して頂いた後に一つの創作物を順を追って自分の手で作るという体験は自由工作の理念にも叶いますし、夏休みの宿題に困った頃、駆け込み寺として救いの手を差し伸べてくれるように感じました。同じクラスの子同士で自由工作がもしも被ったらそのときはまあご愛嬌ということで。

ワークショップでの楽しい思い出作りに合わせて、ものつくりの仕組みを学ぶことができるこども美術館ゾーンは、ふなばしアンデルセン公園の「遊び」だけじゃない「学び」の充実として、小学生くらいまでの子をオールラウンドでカバーする魅力に直結しているように感じました。

普段はなかなか体験しづらいワークショップの中で子どものクリエイターとしての才能の片鱗が垣間見えることだってあるかもしれませんね。
ふなばしアンデルセン公園で「学ぶ」ワークショップの紹介はここまでとなります。
遊びに学びと注目してきたところ、まだまだこの公園の魅力が有り余っていて伝え切れてはいません。
次回はアンデルセン公園がアンデルセンたる由縁、公園の自然とデンマークの街並に注目してみたいと思います。

ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館トップページ
http://www.park-funabashi.or.jp/and/atorie/
企画展、各種ワークショップの紹介などがあります。

第1回
ふなばしアンデルセン公園で「遊ぶ」
https://nagareyama-sumizumi.com/432824939.html

第2回【今回】
ふなばしアンデルセン公園で「学ぶ」ワークショップ 夏休みの自由研究にも
https://nagareyama-sumizumi.com/432854973.html

第3回
ふなばしアンデルセン公園で「撮る」園内の自然とデンマークの街並
https://nagareyama-sumizumi.com/432949199.html

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