流山市東部地域にある前ヶ崎城址公園前を通る南柏駅西口行きバス路線は、日に14本の運行があります。
主観で言えば、この日に14本の運行本数、地方で言えば多く、郊外で考えると普通、都市として考えると少ないでしょうか。
市街化が進む流山市内の中で考えれば、この東部地域を走る路線は、発展著しいTX路線と古くからの常磐線南柏駅を繋ぐ完成された閑静な住宅街で郊外と都市の間にあるような場所ですから、感覚的にも運行本数は理に適ってる方だと感じます。
この路線バスの運行本数、人の動きに直結する所で街の流動性と都会度を測る上でわかりやすい目安になりますけれども、今日の話は視点を変えてそのバス停のカラーに注目してみました。
今日の話で言えば、バス停のイス。
前ヶ崎城址公園にもバス待ちをする人が少しでも休めるようありがたいことに椅子が設置されています。
ただ面白いなあと思ったのは、通常のベンチや駅校内のプラスチックな椅子ではなく設置されているのが一筋縄ではいかなないパイプ椅子とオフィスチェアという所。
その椅子の姿には触れずにいられない温かさが溢れ出しているように感じましたので、一枚写真を紹介させて頂ければと思います。
これです。
その牧歌的かつミスマッチな姿には、思わず顔がほころんでしまいました。
なぜだか夫婦に見えてしまって。
見立てるとバス停一番乗りのお尻を預かる前ヶ崎城址公園バス停の大黒柱はMr.パイプイス。 黒光るビニールはきっと男性。実直な仕事ぶりに椅子が固いといわれても雨にも負けず風にも負けずただじっとおけつを支えるナイスガイ。でも論戦はちょっと苦手でたたみ掛けられると一人で立てない豆腐メンタルの持ち主。
とすればピンクのシートバックのお隣はMs.オフィスチェア。 この町に嫁いで10年経ったけど、OL時代の仕事ぶりは変わらずに、私がいなきゃりゃ二番手のお尻は預かれないわとテキパキとスピーディに仕事をこなすナイスレディ。少し日焼けしたその肌に肝っ玉母さんの二つ名が馴染み始めた頃合い。
なんて妄想を楽しませて頂きながら、いつまでも互いに仲良く寄り添っていてもらいたいなあなんてことを思った次第です。