普通に地域で暮らして養う「キラキラ」それこそが国際バカロレアの精神

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国際教育の高まりとして先日、暁星国際流山小学校とキッズデュオ流山おおたかの森の開校開園のニュースを取り上げました。国際、英語というキーワードは、私たち親世代の教育方針に「これからの時代は英語くらい話せないと」いう一種の脅迫観念を伴って「よりよい教育を早くから受けさせたい」と早期教育へと舵を切らせてきます。

この潮流は、おおたかの森の駅前に立てば一目瞭然です。駅前には、コンビニ以上に塾が林立し、そしてその灯りは夜遅くま消えることがないのですから。
人生のいくばくかの成功の例えとして「田園調布に家が建つ」というギャグが大昔にありましたけれど、差し詰め今風に改めるならば「おおたかの森に家を買う」という冗談があっても良いくらいに、ここ最近、駅前には結構な価格のマンションが建っては完売を繰り返しています。


そこに住む成功を身を持って知る方ほど、成功の秘訣が何だったかはご存知でしょうし、教育の大切さもまた実感を持って知っていることでしょう。ニュータウンに塾の多い理由に思いを馳せてみると色々と合点が行くところであり、富の再生産のための教育という側面(=格差社会)が見え隠れもする所です。

教育がよりよい生活を得る為の手段化している側面に目を背けることはできません。これは私も身を持って知っている事実の一面であり、綺麗ごとで片付けられない金の匂いのする側面です。ただその面が教育のメインかと問われれば、やはりそれは絶対に違うでしょう。

良い生活をするための手段としての教育ではなく、親といういちばん近くの導き手として子どもの眼差しを「魚の目」にしたいのか「ギラギラ」させたいのか「キラキラ」させたいのかきちんと考える頃合が来ているように思います。

ここで言う3種類の目はざっくり言うと

「魚の目」生きるために言うことを聞く良い子
「ギラギラ」成功するために努力する子
「キラキラ」思いやりあるやさしい子

3つの目は私が勝手な命名です。世間で言う所モチベーション1.0→2.0→3.0に置き換えても通じるかももしれません。

冒頭挙げた国際教育の舞台が、将来のよりよい生活を手に入れる為の差異化の手段に使われるのでは、本当の意味の国際教育ではなく、英語が話せるという武器を持った(差異化した)子の生産装置位の価値にしかなりません。

真の意味で国際教育を考えられている方は「国際バカロレア」【IB】を検討に入れてみませんか。ざっくり言えばこの教育の精神は全人教育であり、上の3つの目で言えば「キラキラ」であるための教育カリキュラムとなっています。
国際バカロレアを取り扱った良記事があるので一読されると良いと思います。
世界への切符?「国際バカロレア」は有効か 元国連マザーが考える、グローバル教育のツボ
http://toyokeizai.net/articles/-/35943 東洋経済ONLINEより

「IBの3つの精神というのは、探究を通じて自己肯定感を育む『自我の確立』、歴史や文化を通じた『多様性の受容』、国や文化背景が違っても人間の暮らしの営みは似ているという『普遍性への気づき』です。この3つをベースに、知識をどう社会に還元し、どのように社会貢献していけばいいかを追求するのがIBの精神で、そのための論理的思考力や言語化の仕方を身につけるのがIB教育なのだと思うのです」
「自分を持って他者と共存しながら社会に貢献する。非常に高度なリーダー教育手法がIBですが、IBの精神をどう身につければいいかを考えれば考えるほど、スタートラインは『普通に地域で生活していくこと』ではないかと思えてなりません。

東洋経済の記事の文中より引用。

これってつまるところ、地域の中で毎日を一生懸命生きていくってことに他ならないように感じます。日々の暮らしの中での試行錯誤探求し、人と違っていることを受け入れ、それでいて似ているところがあることに気付き、自分のできることを考える。なんだかすごく人間くさくて私の好きな心持ちに似ています。
日常でインプットしたものをテストとして回答するのとは異なり、正解のない問題に対して常に自分自身の考えを築き上げレポートしていくという面は、骨太なブロガー的な所もありますね。

詰め込みでは決していられない繋がりを持った横断的な知識のインプットと、論理的思考力や言葉にする力、正解の無い問題に嬉々として飛び込むマインドと言うと、見方を変えればイッテQで大活躍する出川哲郎さんもこのマインドを持ち合わせているのかもしれません。

彼の出川イングリッシュはともかくとして「キラキラ」とした心持ちはバカだけどバカじゃできないバカロレアの精神を体現しているようにも感じます。
「俺は面白いだろう?」という「ギラギラ」としたアピールの時期を越え、視聴者を楽しませることに徹し、試行錯誤の上にクリアしていく様々なおつかい。その結果、世の中を明るくすることで社会に貢献するエンターテイナーの境地に達しています。いやぁ出川おじさん、キラキラで素敵やん?(まあ、これは持ち上げすぎですね。)

国際バカロレアディプロマ【DP】実施校はつくばエクスプレス沿線だとつくば駅が最寄の茗溪学園中学校高等学校で2017年度の認定取得の準備が進んでいます。
大学では、筑波大学は国際バカロレアによる入試もありますからTX沿線でバカロレアマインドを学ぶことも不可能ではありません。世界に羽ばたくもよし、おおたかで羽ばたくもよし、「キラキラ」した子が増えたらきっとこの街はもっと楽しくなるんじゃないかなと思います。

親に出来ることは、教育を受けさせることだけでなく、例えばその背中をきちんと見せてあげることだって立派な教育だと私は考えます。自分の背中を見せて子どもが感じ取るものの中に、お金をかけても得ることのできない「キラキラ」が詰まっているような素敵な大人でありたいものです。
親のマインドは言わずとも子に伝わるもの。自分自身の眼差しが「魚の目」や「ギラギラ」になっていないかちょっくら鏡を見てみましょうか。

「目は口ほどにものを言う」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com

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