流山市女性向け創業スクールの煽り文句が中々に剛速球

流山市女性向け創業スクールの受講生募集が始まります。詳細はパパすけさんのブログより。
流山市女性向け創業スクール!基礎編説明会は5/9!
https://gamp.ameblo.jp/ootakapapa/entry-12453465268.html
ファミリー層の人口増加が続き商圏としても魅力的な流山での創業やスモールビジネスを検討されている女性の方は是非、受講を検討してみて下さい。
市内でT-ristを運営し、今の流山を代表する三大ママである尾崎えり子さんを講師に迎えて「行動力」と「交渉力」をコンセプトに創業に関心がある方向けの講座となります。流山市の創業スクールで、はじめの一歩を踏み出しませんか?
今回はファーストステップとして説明会の開催となります。
ステップ1 説明会
5月9日(木曜日)10時30分~11時30分
- 場所 流山市上下水道局
- 定員 30名
- 費用 無料
- 申込み 4月1日(月曜日)8時より、以下のリンクから受付開始
- 基礎編説明会の申込みサイト(外部リンク)
- 内容
- 10時30分~11時 尾崎えり子氏の講演
- 地域で創業する女性たちに伝えたい時間と価値について
- 11時~11時15分 今年度の創業スクールについて
- 11時15分~11時30分 質疑応答
ひと通りの募集案内を見ると、この流山の地でビジネスを始め成功を目指さず方を対象にした様々なカリキュラムが組まれているので非常に参考にりそうです。
女性であるが故に育児や結婚のタイミングで一旦ロストしてしまいがちなキャリアをリスタートさせようとする流山市のこうした支援は、いかんともしがたい社会構造をどけんがせんとしようとする試みの一つとしてその基本姿勢に私も多いに賛同しています。能ある鷹が爪を隠して森にいるんじゃもったいないですからね。少しでもその思いがある方は、説明会への参加はよりよいきっかけとなることでしょう。
コピーが中々に剛速球
これらの内容をキレイに告知し終えたところで私的な本題として各コピーに目を移してみたいと思います。
この創業スクールの開催告知コピーには、中々のインパクトがあり、爽やかな春の風を遥かに超える剛速球が私の心を撃ち抜いていきました。
ワンストライク!「いつかくるあなたの時間。」
ワンストライク目はこのコピー。内角攻めストライク。
私の24時間は私の24時間であるようにあなたの24時間は24時間で1日に与えらえらた時間は誰にも等しいものです。家事、育児にかかる時間の多寡はあれどそのどれもが私の時間であることに疑いはありません。私の時間はいつかくるものではなく、いつもきているものです。
このコピーが指す「あなたの時間」が「あなたによるあなただけの時間」を差すならば、育児や家事はいったい誰の時間になるのでしょうか。この答えはしっかりと用意しておかなければなりません。育児や家事に費やす時間がコストであって、本当の私の輝きを鈍らせているとでも言いたげな「不満」の元に見えている方ほど「いつかくるあなたの時間。」は救いであり誘いに見えることでしょう。しかしながら、本質はどうか?ということです。
いい人の上にも悪い人の上にも静かに夜は来る わけです。真に成功する人は、持てる24時間すべての時間を自分の時間と捉えて使っているような気がします。成功している人ほどその感覚でとにもかくにも時間を作っていますよね?
ツーストライク!!「ブレない。」
ツーストライク目はこのコピー。外角ギリギリストライク。
おいおいどの口がそれ言ったよ?こんだけブレたコピー出しておいて「ブレない。」ってよー
「ツッコまれてえのか、バカヤローこのやろーオメー」©いつもここから
でももしかしたら、コピーの一つ一つが炎上商法なのだとしたら踊らさされているのは私の方なわけで、外角球を見逃し、バットを振れない私の限界も感じられます。
ギリギリを突くとは、中々に巧です。
スリーストライク!!!「大手ではコスパに縛られる」
結局のところ金感。本当の意味でのどストライク。娑婆っぽくて本当に好きです。
「よーく考えようお金は大事だよ。」に通じるものがあります。
しかしながら、身軽な創業だからこそニッチなニーズを少人数で拾うこともできるのは一つの真理でもあります。
地域の中で交流を深めながら、コスパだけでは語り切れない豊かさを築くこともできるのですから、このコピーには成功のヒントが一番隠されているように思います。それくらいに私たちは今の暮らしにコスパを重視しすぎているわけですし。
他にも「専業主婦」「流山モデル」等の切れ味鋭いストライクなコピーが並びます。是非みなさんのストライクを探して頂けたらと思います。
夢は見るだけでは、つまらないもんで
創業やスモールビジネスという言葉に躍る気持ちは、心の奥底に隠していた本当の自分がやりたかったことに光が射すようでいて心をくすぐられる思いが湧きます。
「できることならこうありたい。」という言葉を願望を持ち続けるだけの夢見がちなワナビーでいるか、夢を叶えるための行動原理として持ち、創業者としてはばたくことができるかどうかは、その人が最初の一歩を踏み出し、そして歩み続けられるかどうかによるでしょう。
創業スクールのカリキュラムがたとえどんなに優れていたとしても参加者全員の成功を約束するものではないということを踏まえ、道先を少し便利にナビゲショーンしてくれるものくらいに捉えて、道を進み続け、その上で篩に掛けられる覚悟もあるならば、死屍累々の山を超えて生き抜くだけの経営人として認められていくでしょうか。
スタート地点に立つ心意気は、やはり素晴らしいものです。その先の初期衝動のキラキラだけではやっていけない経営者の本質を学びながら、この街で大きく成功して頂けたらと思います。
そして成功できなかったとしても夢を見ただけの人よりも歩みを進めた分、見える景色はまた変わります。
その景色は、当初思ったものと違ったとしても存外に悪くないはずです。
勝利の美酒も敗北の苦杯も歩みを進めたその人だけが口にできるものですから。
「ご覚悟はよろしくて?」©プリンセスプリキュア
創業&廃業例
【創業】
T-rist 尾崎えり子さん
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000032455.html
ノグチノブコさん (イラストレーター)
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/478708
【廃業】
Cafe FLORIAN
https://toyokeizai.net/articles/-/137219