木枯らし1号が吹かなくても葉は落ちるし冬は来る。

木枯らし1号が吹かなくても葉は落ちるし冬は来る。

今年、東京地方では木枯らし1号が吹かぬまま11月を終えました。気象庁では木枯らしの観測の期限が11月いっぱいまでと定義していることから、統計上は木枯らしのないまま冬入りする格好となります。

東京で「木枯らし1号」吹かず 39年ぶり5回目 暖冬予想との関係は

https://weathernews.jp/s/topics/201811/220285/ 2018/12/01 11:36 ウェザーニュース

今日から12月が始まりました。関東地方は穏やかに晴れた師走初日となっています。

関東では今季これまでに強い北風が吹いておらず、東京地方の「木枯らし1号」の発表がないまま11月を終えました。
東京の木枯らし1号は、期間が11月末までと定義されているため、今年は1979年以来39年ぶりに「発生せず」となりました。

秋空ひろがる東京 12月1日(土)10時頃
この先もしばらく気温は高めの状態が続き、週明けの4日(火)頃には20℃以上の気温となる可能性があります。

7日(金)から8日(土)にかけては冬型の気圧配置となる予想で、関東でも木枯らしのような冷たい北風が吹くかもしれません。
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暖冬予想との関係は
今年の晩秋は、偏西風の蛇行の影響で日本付近に寒気の流れ込みにくい状況が続きました。このため強い冬型の気圧配置となることがなく、関東では冬の季節風が強く吹きませんでした。北海道の初雪の遅れも同じ要因です。

1951年の統計開始以来、東京地方で木枯らし1号の発表がなかった年は、これまでに4度ありました。
その年の冬の傾向を振り返ると、意外にも暖冬の年は多くはありませんでした。59年は年明け以降が暖冬傾向でしたが、79年、77年、62年については、12月の気温は高めだったものの、2月にかけて大きく気温が下がり、全体としては平年並みか寒い冬となっていました。

長期予報では、この冬は西日本や東日本を中心に暖冬傾向が予想されています。年明け以降も予想通りの暖冬で経過するのか、予想に反して過去と同じように寒さがやってくるのか注目です。
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「木枯らし1号」とは
『木枯らし1号』は、晩秋から初冬にかけて、その年初めて吹く強い北風のことで、観測された場合に気象庁や気象台から発表があります。

発表されるのは東京地方と近畿地方に限られており、それぞれの定義が若干違っています。
【東京地方】
・時期   10月半ば〜11月30日
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向   北から西北西の間
・風速   最大風速が8m/s以上

【近畿地方】
・時期   霜降〜冬至
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向   北北東から西北西の間
・風速   最大風速が8m/s以上

また、発表されるのは1号だけで、木枯らし2号や3号の発表はありません。

きちんとした統計等の記録に比べると、私たちの肌で感じる実感は、当てになったりならかなったりするもので季節の移り変わりの感じ方はとても曖昧です。季節を確実に感じられる程に外に出ることもよっぽどのことが無ければなかなか難しいですから、季節感をどうやって得るかについてはそれなりの工夫がいるように思います。

日の出が遅くなり日の入りが早くなることに陽の短さを感じたり、肌着がヒートテックに変わるときに寒暖の差を感じたり、移ろいを感じるこ回数が多ければ多いほど、365分の1の季節の変化を繊細に感じることができるようになるでしょう。なかなか1日分の季節の移ろいを感じるのは難しいですけれども、曖昧なりに季節の声を聞こうと五感を開いてみるのは、存外に悪くない気がしています。その上で写真だったり、詩だったり、その時々の声を下手なりに残しておくのは結構な楽しさがあっていいものです。

 

風に舞い 空に咲きしは 散りゆく葉

 

葉は最後に咲くということを思い返しながら、散り切った路傍の落ち葉に想いでも馳せてみましょうかね。

 

 

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