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フィルムは空を飛ぶ

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「その昔、写真を撮るにはフィルムってものが必要でさ、撮った写真は現像に出して出来上がるまでどんな映りになってるかわからなかったんだよね。24枚現像するのになんだかんだで1,000円くらいのお金と大体1週間くらいかかるからさ、写真見ながら旅行の思い出話するのがちょびっと後になったの。パソコンもスマホも無かった頃の話だから、現像した写真はアルバムっていうおおきな本みたいなものに挟んで保管しておくんだけど写真だけペタペタ貼っただと味気ないから写真にふきだしを書いたり、どっかいった場所の入場券とかも一緒に挟んでおいたりしたのさ。それでたまーに盆とか正月に見返すと「あったあった」ってわいわい思い出話みたいなことをすんの。

現像するまでわからないけど、少しでも良い思い出が残るように使うフィルムにも願いみたいな祈りみたいなものを込めることもあったりなかったりしたんだと思うんだよね。そんときフィルムが空飛んでたら「なんかいいかも」って思うっしょ?」

 

流山本町 カメラのテラシマ前にて

という話を先日娘にしました。

空を飛ぶフィルムを指さして「これなに?」と聞くもので。

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