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前ヶ崎城址の知らない世界

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免許センターあるある

「免許センターの方って免許の更新くらいにしか行かないよね。」という方、結構いらっしゃると思います。私もその一人でこのコロナ禍の中、先日ちょうど更新に行ってきたばかりです。また「免許センター近くのラーメンショップが割と気になる(けど中々機会が…)」と言う方、ミートゥーです。免許更新がてらラーメンでも食べようと思えど、5年ぶりの更新に訪れた免許センターでも暖簾をくぐるチャンスを逸してしまいました。私が初めて免許を取った20年以上前から営業を続けている気がするので底堅いラーショファンに支えられた人気店なのでしょう。是非、次回更新の5年後に改めてチャレンジしてみたいところです。

ラーメンショップ前ヶ崎店

手前だけじゃない前ヶ崎

そんな免許センターのあるこのあたり、地名では前ヶ崎(まえがさき)と呼び、眼前には近くを流れる坂川流域の田畑が広がります。そして免許センターを建てるくらいにはほどほどに土地も余っていて市内でも牧歌的な田園風景を臨むことができるわけですから、いわゆる田舎ですと言ってもまあ差し支えない地域になるでしょう。

そんな田舎の田園風景にアクセントとなるのが流山市内の特徴的な地形でもある緩やかな台地の斜面林。周辺道路はこの斜面林を避けるようになだらかなカーブを描いて台地の谷側を通りますから、その森の存在を知りつつも森の中まで入る機会はなかなかないのではないかと思います。

それならばと好奇心にかられて前ヶ崎の斜面林に足を踏み入れたおじさんがここにいますのでここから自分、少しだけ自分語りいいすかね。

前ヶ崎城址公園へゴー

ラーメンショップ前ヶ崎店の裏手には前ヶ崎城跡の看板が掲げられ、一帯にかつて前ヶ崎城があったことが明かされます。
「お前城だったのか…」という衝撃の事実から始まるオープニング。過去そこで何があったかを巡らせるプロットも伏線張りとしては悪くないでしょう。
そしてここから一つのストーリーが始まり、そして私は前ヶ崎の知らない世界へと旅立つこととなるわけです。

お前城だったのか

 

前ヶ崎城は、16世紀半ばに大谷口城の出城として築城されたといわれています。この歴史的な城跡を自然の地形を活かし公園として整備したもので、当時の面影を現代に伝えています。
面積: 約0.4ヘクタール

流山市webより引用

そしてオープニングも早々に前ヶ崎城址公園の入り口に立ちはだかるの数十段の階段が手ぐすね引いて私を誘ってくるわけです。「この坂を上ればどうなるものか?」と問いかけられたならば「行けばわかるさと」と答える。それは私の猪木イズムが背中を押す瞬間であり、「山」と聞かれたら「川」と応えるのと同じくらいシンプルなもの。階段を登り切ったならば「ありがとう」の気持ちが湧くまでがセットでしょう。

前ヶ崎城址公園入口 誘う階段

 

ちなみに階段の段数は数十段ほどなので言うほどドラマチックなこともなく「秒で行ける」やつです。それにも関わらず「秒で行ける場所」に「秒で行かずつに数年経つ」ことがままある理由を考えるのは実は面白いことなのかもしれません。

階段を上った先は、台地の先端部に作られたかつての城跡がお目見えします。オープニングが秒ならばクライマックスも秒で訪れます。
詳しい解説は看板に譲るとして台地の上には土塁が残りそこがかつて城だったことを伝えてきます。往時を偲ぶだけの想像力を働かせることができたならば、・と・を互い違いに見る3D画像ばりに解像度も高く「見えてくる」ことでしょう。そして見える方にとって台地の上の森に囲まれた小さな広場は、歴史の薫るお城の風景が眼前に広がることでしょう。

土塁が残り往時を偲ばせる

 

まあ私は見えないものを見るのは中々難しいなと早々に諦めたわけで、見ようとトライしたことを褒めてあげたいですね。いわゆるお楽しみ力となりえる教養をもう少し身に着けて再トライすることしましょう。見えた暁には是非「見えるぞ私にも城が見えるぞ」とつぶやいてみたいものです。

 

城址の裏側には、裏口がありまして

 

ちなみに城跡は来た入口に戻る他に裏手側に抜けることができて、その裏手には台地の斜面林らしい光景が広がっていました。

想像力や教養がなくても歩みを進めたものだけが得ることのできるごほうびを目にすると、なるほど秒だろうとなんだろうとその場に足を運んだものだけが得る経験という宝物があるのだと改めて気付かされます。

しばし足を止めながら経験というのもまたお楽しみ力を作りだす両輪の一つなのかもしれないと思いながら前ヶ崎城址を後にしました。

なかなかの雰囲気

入口側に戻り最後ラーメンショップ前ヶ崎店の看板を改めて見たとき「5年後よりはもう少し早めで」と心境の変化を感じられたあたりに前ヶ崎城址での気付き故のものがあったのかもしれません。もしかしたらそれはただ歩いた分だけお腹が空いただけだったというのもありえますけど。

まあいずれにせよ知らない世界を知る楽しさはそこらへんに転がってるっぽいのでラーショ含め人生未踏へのチャレンジは続けていきたいところです。

教養と経験はお楽しみの両輪ですから、この2つを上手にドライブさせてみたくなったら、免許センターから一歩外れてこちらへどうぞ。人生を楽しむライセンスが落っこちてるかもしれませんと前が崎っぽいかんじに締まったところで今日の話はおしまいです。

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