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プロフィール

 

名前:流山すみずみ

2008年、結婚を機に流山市に移り住んできました。2児の子をもつ40代の男性です。日中は都内で仕事をしながら、子離れが進む休日の余暇を「第二の思春期」として流山を便利に楽しく好きになるために様々な活動にジョインしています。趣味は文章執筆と写真撮影。それと人生未踏の道を走ることです。

twitter @sumizumi_
mail to nagareyamasumizumi@gmail.com

 

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その描写力が寄り道を誘う『SIGMA35mm F1.4 DG DN ART』

SIGMA35mm F1.4 DG DN ARTは、2021年5月14日に発売されたフルサイズミラーレスカメラ用の大口径広角単焦点レンズです。SIGMAのARTの名を冠する通り、開放F1.4と妥協の無い描写を実現しながら、最大径75.5mm(フィルター径67mm)、全長109.5mm、重量645g(Eマウント)と持ち運びも苦にならないレベルにまとめられています。

このサイズ感であれば、仕事帰りにふらっと立ち寄る気持ちを遮らないくらいには十分小さく、仕事終わりの夜のスナップシューティングの計画とともにビジネスリュックに忍ばすことも容易でしょう。

小型レンズがその取り回しの軽快さ故に寄り道を誘うことがあるならば、本レンズが寄り道を誘うは、SIGMA ARTラインが誇るその描写力。さあ、大口径レンズが誘う寄り道の行方をこのレンズ描写とともに見ていきましょう。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/40 F1.4 ISO2500

陽が落ちた頃、絞り開放F1.4で川沿いの賑わいを写しました。肉眼に近い35mmの広角の視野角は、目に入った光景をその目で見たままに残してくれます。この場面では、近景のレストランから遠景の高層マンションまでそのシャープな解像力で捉えてくれました。明るい大口径レンズは露光時間を稼ぐことができますから、夜の撮影においては手ブレの軽減として大いにその実力を発揮してくれます。絞りを開いてこの写りです。ARTライン、いいものですね。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/6 F8.0 ISO6400

明暗のコントラストがある橋の光景をF8.0まで少し絞り込んでみました。建物の青白い光には、光条が浮かんでいます。絞り羽根は11枚の円形絞りですから、奇数の絞り羽根×2の通り点光源の光条は22本となります。F8.0くらいから顕著な光条が見られますので、作品作りのアクセントにもなります。開放からシャープな解像力がありますから、絞りを使う場面の理由は被写界深度のコントロールが主となるでしょう。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/40 F1.4 ISO1000

遠景をぼかす夜景のシーン。開放F1.4で中心部は美しい真円の玉ボケを描き、周辺や四隅に向かうにしたがって口径食の影響により少しずつレモン型へと変化していきます。クリーンな玉ボケの質感は、夜景撮影で点光源を捉えるのにも向いています。さらにF2.0-F2.8まで少し絞れば丸形の玉ボケを得ることができます。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/40 F1.4 ISO6400

ボケの縁取りや玉ねぎボケも良く抑えられていてクリーンでシャープな写りです。後ボケの美しいボケ味は開放ならではで、主題を浮かび上がらせます。

Before imageAfter image

中央の紅葉をピント面としたF1.4(左)とF2.8(右)による描写の違いです。
F1.4の開放の時点でピント面の葉には葉脈からシャープな解像力を示しながら、柔らかくアウトフォーカスしていくことで主題を浮かび上がらせています。F2.8では、ピント面の葉脈の解像はさらに一段増しながらピント面が増えることによってカリッとした解像力です。被写界深度の浅さ深さをコントロールすることができますから抽象画のような描写もシャープな描写のどちらもお手のものです。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/25 F2.8 ISO6400

窓の一つ一つに暮らしがあることを知らせ川面のうつろいに諸行無常を思う時、そんな一瞬も写し取れば、「この瞬間」が記録として残ります。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/13 F4.0 ISO6400

川の流れに逆らうことが難しいように日々の時間は絶え間なく流れていきます。街行く人の忙しなさにわが身を重ねながら、歩みを止めてみる。1秒にも満たない時間を一瞬を切り取ったことをシャッター音が伝えることにも価値があると信じて。

SONY α7Ⅲ SIGMA35mmF1.4 DG DN ART 1/40 F2.8 ISO6400

ライトアップされた水辺の夜景は、日常の中にある非日常のようでした。カメラを持たなければこの景色に誘われることが無かったのかもしれません。645gの重量は、気軽とは言えずもそれを補って余りある描写力から生まれた写真は「いいよね。これ。」と語りかけるようです。500ml のペットボトルをバッグに収納できるスペースがある方ならば、1本ちょっとの重量増の労をねぎらう場面はきっと多くあることでしょう。

マウント部分は金属製で防水防塵に配慮した設計です。鏡筒は、エンジニアリングプラスチックを使いながら、AF/MF、任意な機能に割り当て可能なフォーカスロックボタンも備えています。

レンズ本体にはピントリングに加え、絞りリングがあります。本体側のダイヤルに加えて、より直観的に絞りを操作することができます。デクリック機能もあります。至れり尽くせりのハイエンドレンズです。

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寄り道のお供にARTな広角を

「スナップ撮影に出掛ける夜、お供のレンズは一つだけだとしたらどんなレンズを持っていく?」そんな問いの答えをお探しの方、きっといらっしゃることでしょう。何でもハイレベルで撮れて気兼ねなく使い倒し、家に帰ってカメラを見返してみれば自ずと撮れ高が貯まっている。肉眼の視野角に近く大口径が織りなすARTな描写力は、カメラを持って歩き回る寄り道のお供にうってつけとなります。

SIGMAの35mm ARTは、2012年の「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Artから始まりました。その歴史は連綿と受け継げられながら、現在はSIGMA 35mm F1.4 DGⅡまでリリースされています。本レンズは最新世代からは一世代前ながらもARTラインを実用においては、一線級の解像力、描写力を持っていることはご覧の通り。価格がこなれていることもあり、予算を優先しながら描写も妥協したくない方にとっては良い選択です。
バッグに気軽に忍ばせておけば、寄り道のお供どころか寄り道を誘う相棒になり、素敵な写真がまた増えることでしょう。

撮影はEマウント版で行いました。SONY製カメラを使用中の方はこちらがお供になってくれます。

Lマウント版はこちらから。

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