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Day01 2020/4/8PM 東京の光景

My life
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非常事態宣言後の出た初日の勤務を終えた後、家に帰るまでのことを少し振り返る。

職場の近い日本橋や三越前の界隈は三越やCOREDOが休業を開始したこともあって街は普段以上に閑散としていた。この日の夜6時過ぎの人出が普段の夜10時と同じくらいの実感で、通常時の2~3割くらいの人出。外がまだ少し明るいのに街に人が少なくて店が閉まっているのが変な感じだった。

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日本橋三越前

日本橋の道路原標

数十秒程のタイミングを見計らえば、人も車もいない瞬間が容易に訪れる。人の少ない東京は珍しい光景でこんな機会もそうそうないだろうと通勤鞄をパンパンにしてまで大きなカメラを持ち出したの正解だった。

日本橋三越は休業中

三越のライオンの都市伝説も今なら実行できそうと不埒な気持ちも沸いてくるけど、さすがに大人だからやめておくことにする。「大人には大人の責任があるしね。」と強がってみたけど実のところ、この光景をみんな珍しがって写真を撮ってる人が多くてこの日一番の人だかり(3.4人)ができていただけ。まあそんなわけで当面の間はライオンを飼い慣らすのも難しそうではあった。

臨時休業を伝える三越のライオン

神田へ歩く

中央通り沿いに秋葉原を目指して歩いている間に街ゆく人の少なさを目にしていると頭でわかっていたことが体に馴染む感じがしてくる。日本橋から神田の駅に着くまでの10分程の間で、子どもが自転車に乗れるようになるまでの理屈と実感が繋がる瞬間の馴染みみたいなものがあった。

神田一番街

 

JRのガード下の飲み屋街を目にする頃には「なるほど」と人の少なさにも驚きではなくて合点がいくようになって「変化に対応してるぜ。ヒャッハー」なんて世紀末のモブ感すら出てくる。調子の乗ったところでシャッターの閉まった旅行代理店に貼られた休業を知らせる張り紙を目にすると「くぁwせdrftgyふじこlp」的な感情が湧いて今日からの現実が戻ってくる。

5/6までの休業を伝えるJTBの貼り紙

 

これから慣れていかなくてはいけないことと慣れてはいけないことがあるということが貼り紙を見た瞬間にふと思い返されてこのあたりの取捨選択を誤らないようにしなければとも思う。喫緊のCOVID-19を乗り越えるためにかなりの部分、世界中の人々が身を賭しているわけでその中で生活をどうやって維持していくか、元に戻していくかというあたりは、変化への適応云々だけでは済まされないものがあるんだけど言葉にするのが難しい。

ただ心持ちで言えば映画版ドラえもんのジャイアンくらいの良い奴でありたいなとは思う。世の中も多分、映画版のドラえもんくらいには同じくらいピンチだろうし。

帰ろう

神田からはまた少し歩いて秋葉原へ。

TX秋葉原駅

TXは朝と同じくらいのガラガラで一本も待たずとも座れた。人が一席開けて順に席についていくものだから、これが噂のソーシャルディスタンスィングのお作法かと思ったら程なくして人が来て空いた席を全席埋めていったからそれはただの勘違いだった。今の所、電車の席の座り方についての公な指示は出されてはいない。

初日の動向を見て、自分の勤める会社も一部リモートワークが導入されることになった。明日は噂のエア通勤だと思いながらも、早速夜更かしをする。自分の事ながら明日きちんと起きられるか先が思いやられる。

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