今年の夏休みも後半戦、盆休みもそろそろ終わりが見えてきました。
娘達の40回休みという夏休みの途方もなさに比べれば、大人のお盆休みなんて常識の範囲内のかわいいものです。リアル人生ゲームの私のコマは、お休みのない分これまた大きく進みました。
「これがすごろくの勝負だったら、お父さんの圧勝だね」というしょうがない強がりをしてみるものの、そもそもこのリアル人生ゲーム、子ども達と大分スタート地点が違いますから、同じ土俵で勝負しようとすること自体「ずるっこ」なのかもしれません。
親子の関係の良い例えをしばらく考えてみたところでとしっくりきそうなのは「リレー」でしょうか。
「先走者」として私が片手にバトンを力強く握り今、全力疾走する先にかすかに見える「次走者」は、今まさに40日のお休みを謳歌している真っ最中ですから、バトンを繋ぐのは、もうしばらく先の話になりそうです。
それでも長い休みの間、そして子どもでいる間の「次走者」の彼女達が自分の番が来るまでにこの目で見たもの、耳で聞いたものを経験として重ねていくための先導をすることが、いつか彼女たちがバトンを受け取ったとき、戸惑わず、誰かに追従するでもなく自分の足取りでレースを続けていけるベースのようなものになっていてくれたら本望です。
そんな事をふと思った矢先、レースの始まりがたまたま早かった先走者から、次走者に見せてあげたい眺めがあり、リオオリンピックも盛り上がる中、森のナイトカフェへ行って来ました。
2016年の森のナイトカフェは8/3~8/6の4日間の開催でした。
去年のナイトカフェの感想では「おおたかの森の活気」を取り上げたように、今年も同じくこのご時勢に4日間のお祭りを開催できる底力は、勢いのある街の証拠だと感じています。
ナイトカフェの魅力の一つは、「とにかく知り合いに会う」ところでこの街に住み年月を重ねて行くほどに見知った顔に会うようになっていきます。
子ども達のことで言えば、長女が小学校に次女が幼稚園に入ったこともあり、去年と比べそれぞれ小学校と幼稚園のコネクションが広がり、小学校や幼稚園のお友達に会うことができました。子ども達をベースとした「繋がり」はもちろんのこと、個人的には、こんな物好きブログを書いている縁で繋がりを持った方々にも会うこともできたことも良い思い出になりました。
移り住んで間もない方も、来年またこの森のナイトカフェに訪れる頃までには、少しは見知った顔が増えていくことでしょう。この街に移り住んだときの部屋の真新しさが最もこの街に満足する瞬間というわけではなく、年月を重ねていくことで得る「繋がり」という満足感というものもありますから、来年を楽しみにして日々を暮らしてもらえたらと思います。
住めば都と思えるようなきっかけは日常に溢れていますから、心持ちの健やかさを保ってこの向こう一年の日常が暦を一回りしてみたいと思います。より良い思い出とともに新たな繋がりを持って次回のナイトカフェを迎えることができたならば、大人の通知表としても「たいへんよくできました」の判を付けてあげたいですね。
ナイトカフェの各催し物にも少し触れておきます。
子どもの喜ぶ水攻めは相変わらず。ミスト攻め、恐怖の小便小僧攻め、ししおどし攻めと充実していました。
今年は、ばっちり水着で参戦。一年経って得た知識が役立ちました。
グルメ方面は、色々と充実もしてきていました。
troncのご店主は、相変わらずの穏やかな空気感でほっこりしました。
こちらのレモンジンジャーソーダは手作りの辛口。ジンジャーの痺れが心地よいです。 pic.twitter.com/YJX06l8jNX— 流山すみずみ (@sumizumi_) 2016年8月6日
こちらは、twitterにも投稿したtroncさんのレモンジンジャーソーダ。美味しかったのでおかわりもさせて頂きました。作るときに生姜焼きの匂いが充満するそうで、ご店主曰く作るタイミングが限られるとのことでした。
ビールの調達はイトヨで。
好みもありますけれど屋台のビールはどうしても価格高めなので、普段飲まないような第3じゃないビールを中心にイトヨで調達しました。食べ物、飲み物の調達は、おおたかの森SCやTXグランドアベニューも絡めることができるので屋台だけではなく、飲みなおし、食べ直し含め様々な楽しみ方もできるのも魅力ですね。
おおたかの森を中心とした流山市は、30-40代の家族が移り住む街としてのマーケティングを進め、一定の評価を得るところまで街づくりも成功を収めています。新しい住民を呼び込むマーケティングの動きは、これからも引き続き進むことでしょう。
その一方で、TX開業の頃に移り住んだ方々はそろそろ市民11年目、マーケティングに寄らない自分の住む街の実感を肌で感じる頃となりました。「この街に住んで良かった」という肯定感の醸成は、人に言われて育まれるものではなく、どこまで行っても自分の経験がベースになってきます。ナイトカフェでの楽しい思い出作り等も一つの好例で、自分の住む街での思い出作りがその街に住んでいる気持ちを形作るようにも感じました。
昨今の流山市は、数字や文字の羅列で語られる表面上のスペックだけではなく、住み心地がわかる住民からの本当のレビューが語られ始める時期となっています。イメージだけでは済まされない諸所の問題も見えてきていますけれど、私自身、今のところ「住んで良かった」という気持ちに変わりはありませんし、せっかく移り住んだ街ですから、同じように皆にその気持ちを共有していきたいと思っています。
とはいえ、妄信や盲目的に住んだ街の肯定をしているとただの「意識高い病」の痛いおじさんになりかねません。きちんとした理由をもった実地のレビューでこの街が引き続き「便利に楽しく好きになる」ようなくだらないことを発信していくようにするので、良かったら引き続き面白がってもらえたらと思います。
(参考)東京都杉並区と横浜市青葉区、そこに住む「意識高い病」にかかった人々の共通点
http://ddnavi.com/news/312106/a/
「長文書くと馬鹿がばれる。」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com