今日から8月、日々変わりゆく夏も今まさに盛夏の頃を迎えています。
暦が一日進むごとに、陽は短くなり、虫の鳴き声もバトンタッチされていく中、こうした小さな変化に気付きを持って暮らしていくことは、生活のメリハリを作る一つのキーにもなります。
雲の形が頬張りたくなるようなわたあめ雲であれば、家族みんなで「どの雲食べたいか大会」を楽しんだり、今日咲いた朝顔の数を数えれば、「理科と算数のお勉強」の時間になったり、季節の彩りに寄り添うほんのひと工夫で毎日は、結構楽しく暮らしていけたりするのでしょう。
そんな季節の彩りの一つ、流山の夏の風物詩とも言っていい流山のホタルは、今週末くらいまでが見頃とのことでしたから、昨夜ちょっくら蛍狩りへでかけてきました。
昨年に引き続き、2年連続2度目の蛍狩りとなりました。
子ども達に「蛍見に行くよー」と声を掛けたら、「蛍見に行く行くー」と蛍を一年前に蛍を見に行ったことを思い出して、出掛ける前から大興奮だったのは、なんだか子育て冥利に尽きる嬉しい瞬間でしたね。
昨夜のピクニックの行き先は、新川耕地にあるホタル野田んぼです。
喧騒から離れた新川耕地の夜の帳に囲まれた一角にこのホタル野田んぼはあります。
昨夜は、静かなホタル野の田んぼに、私たちを入れて20人程の人が蛍狩を楽しんでいたでしょうか。
こちらのホタル野田んぼで見つけた蛍の数は20匹程はいました。少し眼を慣らしてくまなく探すとみつかるといった具合でそこかしこにいると言うほどではありませんでしたから、見つけ甲斐のある飛散数と言えるでしょう。
子ども達にとっては、ちょうど良いレア感だったみたいで、「見つけたーっ!!」の嬉しさが一番こちらに伝わってくるようなそんなピカピカの数でした。
去年は、労せずみつかる具合で下記のような感想でしたから、その時々のタイミングで飛散量は異なってくるとでしょう。
ぽつぽつと光る本物の蛍の光、乱舞と言える程多い数ではありませんが、血眼になって探す程少ない数でもありません。驚くくらい普通に辺りをホタルが飛んでいるのです。数で言えばホタル野田んぼで50匹-100匹前後は飛んでいたでしょうか。
今年もこうして希少なホタルが鑑賞できること、ホタル野の田んぼを作りあげてくれたNPO法人流山ホタル野の尽力には、心から御礼申し上げます。
一見か細く見えるホタルの仄かな光。それでいて強い意志に結ばれた結晶の輝き。今年も人の意志が紡いだ蛍の光を見ることができました。
流山ホタル野では、市内の蛍の鑑賞スポットでどのくらいの蛍が飛翔しているかを示す飛翔数データも公式ホームページにアップしていて、これを参照すると蛍の見頃についても把握することができます。
ちなみに今年2016年の蛍の見頃は7/22~8/5と予想されていますから、今シーズンは、今週末頃までが見頃となりそうです。
残り少ない見頃のうち8月3日には、ちょうど新月を迎えますから、月明かりのない田んぼでなら仄かな蛍の光を探すには、最高の夜となりそうです。
今週は8/3-8/6の予定で森のナイトカフェもありますし、なぜだか今週、流山市民が夜な夜な出掛けるなんてことが多くなるかもしれませんね。
この仄暗く、それでいて強い光、新川耕地の開発の影響を受けてもなお、その善意の光が続いて行くように願わずにはいられません。あわよくば、来年にも3年連続3回目の楽しい夜のピクニックが開催できれればと思います。
2016年の流山でホタルが見られる理由
https://nagareyama-sumizumi.com/438702145.html
流山IC付近、新川耕地に大規模物流施設の計画
https://nagareyama-sumizumi.com/428950850.html
流山ホタル野
http://www13.plala.or.jp/hotaruno/
「見つけた!」の 声響く夜 ホタル飛ぶ
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com