わびさび効いている大畔の里山にこの3連休の最終日にジョギングで立ち寄りました。
いつ来ても時代から取り残された昭和感を味わえるタイムスリップゲートぶりは、真夏の探訪でも相変わらずでその魅力を思う存分に感じることができました。
大畔の天満点神宮で間違い探し
天満天神宮にいる流山の三猿くんたちも相変わらずでした。
そして今日7月18日の様子はこちら。
なんというかサイゼイリヤの間違い探しかっ!てくらいに変化を見つけるのが難しいですね。
それでも個人的に気付けた所は、以下の3点。
1.紙垂(しで)(=紙のギザギザの飾り)が新しくなってる。
2.たわしの玄関マットの穴が少し大きくなってる。
3.境内下のビール箱が2つ→1つに変わってる。
(でもオレンジのプラケースの立てかけ方は変わらないのは本当にポイントが高いです。)
三猿の並びが変わってるとかあったら軽くホラーですけど、そういったことは全くありませんでした。
ファンシーな愛嬌で大畔の別次元っぷりに彩りを添えてくれますね。
彼らもきっと「見ざる、言わざる、聞かざる」叡智の3つの秘密を示しているのでしょう。
神社の名称表記は色々あり、「天満天神宮」だったり、「天満宮」だったり「天神社」だったりします。
案内では「天神社」が採用されています。正式名称はどれなんでしょうね。
建立は、江戸時代の由緒ある神社です。保存樹木にもなっている境内のケヤキは見事ですよ。
「大畔」という集落全体の時の止まった感じがよく現れている神社です。何がすごいっていう訳ではないですけれど、たわし玄関マットの穴の広がり具合にはこれからも注視したくなるそんなのんびりとした時の流れを感じる神社です。
ともあれ、今回この大畔を訪れたのは、マットが気になったからという酔狂な理由ではなく、東葛飾地域でのブロガーの中でも特にサイクリストにとっては有益なルート情報に詳しい「東葛人」さんのブログ記事に書かれていた大畔の異変が気になったからです。
異変の元は、里山のモノリス
大畔の変わらない昭和へのタイムスリップ感から一転、未来へ来てしまったかのような雰囲気を感じるモノリス形状の建物が出来ていました。
コンクリート打ちっ放しの洒落た建物が、昭和を偲ばせる里山の中に忽然とある感じは、意外性があって目を奪われます。
そしてここが大事なところ、ドアの脇には「森の美術館」のプレートがありましたから、この建物自体、どうやら美術館のようです。敷地内には数台の駐車スペースもありました。
敷地内には芝が張り巡らされ、背面を竹林が覆っています。郊外の喧騒からも離れた静かな大畔の一角にあります。
周辺は静かな佇まいのまま。車2台がすれ違えるかどうかも難しい農道の果てにあるこのモノリス、「森の美術館」で色々と詳細を調べても全くヒットせず、公立か私立かどうかも分からない謎の美術館です。
東葛人さんと同様、近くに通りがかる人に話を聞こうにも人口は153人しかいない集落では、まず基本的に人にすれ違わず話しを誰かに聞くことも出来ませんでした。
見方を変えれば、大畔はファンシーとは言え三猿もいるアートな地域ですし、芸術を嗜むのに喧騒からの遮断できる立地は、理に適っているのかもしれません。
先見の明がある方が、未来のクリエイターたちの作品を展示する施設になれば、一足先に未来の活躍を目にすることができるような美術館になるかもしれません。そう思うとワクワクします。
謎が謎を呼ぶこの施設、詳細をご存知の方がいたら、ご一報下さいよろしくお願いします。
2016年9月1日追記 詳細判明しました。
moricomのfacebookより引用すると、森さんによる森の美術館のことです。
よりよい芸術との邂逅の場となっていくといいですね。
「大畔での経験は三猿の3つの叡智にちなみ秘密とする。」なんて脚本を考えて燃える。
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com