ウサギ小屋に住んでいる私の家には、収納が足りません。
形あるものの収納で精一杯となってくると、記憶に留めておきたい経験、思い出、アイデアといった頭の中の思惑は、取りとめのない形のまま、とりあえずはPC上のHDDへぶち込んでおくということが多くなってしまいます。
そうすると歳を取り、忘れっぽくなったりすると、どこのフォルダに何を入れたかが非常に怪しくなってきて、モノを探す時間が長くなってきてしまいます。
これではいけないと何か良い方法はないかずーっと考えていたところ、一つのチャレンジとして海外ドラマ「シャーロック」からアイデアを借り、作中に出てくる「記憶の宮殿」をプライベートに作るということを始めています。
ざっくり言えば、「記憶の宮殿」とは、記憶のフックとなる鍵を自分の知っている場所と紐付けて覚えるという記憶術の一つです。実はこの方法、流山市域を走破するという目標を掲げている私にとって、とんでもないメリットがあることに気付きました。
アイデアはこうです。
とりとめもない「思惑」を記憶するため、「流山のすみずみ」の各スポットを「記憶の鍵」の置き場として使い「記憶の宮殿」を構築する。
この方法なら、お金も迷惑もかけずにお手製の無尽蔵なストレージを手に入れることができます。この上ない贅沢ですね。
何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。
ぼくは見るだけにしてるんだ。
そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくのさ。
そのほうがかばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。
スナフキンの名言にも通じる考え方の一つです。
しかも記憶の置き場所へのアクセスルート(=ジョギングルート)を何通りも用意すれば、訪れる場所の繋がり=記憶の繋がりともなって、新しいシナプスの繋がりを作ることにもなります。
例えば、このシナプスや新しい繋がりという「記憶のフック」、構築中の私の記憶の宮殿では「センパのあの橋」に置いてあったりします。当時も少し、言及していますね。今ブログにおける伏線回収の一つとして楽しんでもらえれば幸いです。
「記憶の宮殿」の構築中ではあるものの、記憶スポットへのルートを複数リンクさせることでアイデアの新しいつながりも得られ、エクササイズもはかれるという最早一石何鳥だかわからないレベルのメリットを享受させてもらっています。
万人に薦められはしないですけれども、流山在住の楽しみ方の一つとして「記憶の宮殿」作りというものは、おもしろい試みではないかと思っています。
ちなみに「記憶の宮殿」の表現が出てくるベネディクトカンバーバッチ主演「SHERLOCK」は、NHK BSプレミアムで昨日4/16よりの再放送が始まりました。
5月9日には、ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』シリーズの特別編をプレミアムシネマとして放送されますから、非常に楽しみです。
『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』
BSプレミアム 2016年5月9日(月)よる9:00~
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock3/
「ブログを書くのもワトソン的ですね。」