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靴下に穴空けながら生きていく

お役立ち
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ここ数年は、限られた被服費の行く先のかなりの部分がユニクロとなってきました。インナーのパンツや靴下は言うに及ばず、トップス、ボトムスも十中八九はそうでしょうか。先日もちょうど靴下を新調し、靴下3足990円や4足990円などのまとめ買いを重宝させてもらったばかりのところです。

特に靴下は1足あたりで考えると200-300円になる手軽さと相まって、様々なデザインやカラーの中からの「選び放題感」にちょっとした楽しみがあります。バラエティに富む中から、3通りないし4通りの私好みの靴下を選び抜いてく様こそ、身近なお洒落なのかなとも思っていたのですけれど、実は最近ちょっとだけその考えを改めつつあり靴下の買い方が変わって来たというのが今日のお話になります。

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靴下に穴空けながら生きていく

それは、私が靴下を買う理由が「靴下に穴が空いたから」ということに気付いてのものです。

不惑を超えていい歳にもなりましたので私には靴下でさり気ない足元のお洒落を醸す必要もなくなり、色味や模様、ましてやブランドマークのワンポイントのために忠誠を誓う必要ももはや無くなったように感じられます。

ただただどうしたって靴下に穴空けながら生きていくこの日常の中でデザインやカラーといったお洒落よりも「穴の空いていない靴下」をできるだけ長く気持ちよく使えることが大事になってきていて、それは暮らしにひとときの「映え」を求めるよりも実用第一、聞こえよく言えば「静かで確かな暮らし」を望むようになった心象の変化なのでしょう。

片割れど色同じくてまた結ぶ

それでもって心象の変化でまとめ買いはどう変わったかですけれども、結果から言うと今回の3足まとめ買いでは、日常用のレギュラーソックスは同じデザイン、同じ色に揃えて買うこととしました。

靴下はどうしたって穴が空くものですし、片方だけでも穴が空いてしまうともう片方に問題なくても使えなくなってしまうところがもったいないないところです。そこで手持ちの靴下を同じ色形で揃えれば、片割れても色形が同じものがあればそれはスペアとなり、機会があれままた結ばれる縁もあることでしょうというなんとも貧乏くさい消費行動に打って出てみたわけです。

様々な選択肢の中から一つを選び抜く楽しさで言えば、全部同じ色にそろえるというのもまたまた選び抜く楽しさの中にある一つの到達点なのかもしれません。
今までだと選び放題と言われたときにアソート的にバラバラとバラエティに富む選択をしがちだったのも実はあれ選ばされてたわけで、ひとつだけに絞るような選択肢もあるのだというのがこの歳で気付けたのがちょっと面白かったです。

まあ実際の暮らしの中では、洗濯物をたたむときにいちいち靴下の色味を探して合わせる必要がなくなったり、着替えのときに些細な選択を考える必要が減ったりと思わぬプラスの効果があったりもして今のところは良い感じです。

でもこの考えが行きすぎると昔のアニメの主人公のような常に同じ服着てる風なんちゃってミニマリスト中年ができあがりそうでもありますので、靴下くらいに留めておくくらいが賢明そうではありますね。

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