人生未踏破の道を行くのは散歩やジョギングの楽しみの一つでもあります。勝手知ったるメインコースに対して、小さな新しい発見という楽しみを求めて「知らない道」を行くのは、それが例え帰り道の小さな遠回りであってもアドベンチャーといっても過言ではないでしょう。
流山市内全域をすみずみまで踏破チャレンジ中の私ですが、先日、流山在住7年目にして初めて流山市大畔(おおぐろ)の里山と天満天神宮(かっこいい名前ですよね)に足を踏み入れることができました。
本日は、足を踏み入れたわかった「わびさびのよく効いた大畔の里山風景」に市野谷の森と西初石小鳥の森を組み合わせたお散歩&ジョギングコースを紹介します。
里山をゆく
のんびり歩けば、季節の移り変わりを感じられる風情ある散歩道、走り抜ければ、里山を走るトレイルランのテイストも味わえる秋の風情溢れるこの時期おすすめのコースになります。
コース概要は、
流山おおたかの森駅→市野谷の森→大畔の里山&天満天神宮→西初石小鳥の森→おおたかの森駅へと戻るコースとなり、全長は約6kmとなります。
所要時間は散歩なら1時間10分程度、ジョギングなら35-45分前後になります。
おおたかの森小中学校の駐車場脇から市野谷の森へ入ります。市野谷の森への入り方は以前の記事「流山おおたかの森小中学校 周囲1周10分で見えてくる市野谷の森と街とトトロ」を参考にしてください。
※倒木はだいぶ前に撤去されたようで、現在は安全に通行できるようになっています。
市野谷の森沿いをかすめながら、流山警察署前の通りに出てきたら、通りを渡り、かやの木保育園前の道へ入ります。この道が大畔の集落へ通じています。そしてこの緩やかな坂を上るうちに別次元に引き込まれます。
竹格子があるということは、もちろんすぐそばに竹林もあります。
柿と竹格子
人の手と自然が共生する里山らしさが溢れているのではないでしょうか。
大畔の集落をぐるりと回り、大畔に鎮座する天満天神宮でお参りをしてきました。
小さな神社ですが、朝から掃除をするおじいさんがいらっしゃたり、地域と共に時を重ねて来たことを思わせてくれます。そしてこの天満天神宮には、なんと「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な三猿がちょこんと鎮座しています。
色褪せた「たわしの玄関マット」や軒下に隠れる「ビール箱」と合わせて、わびさび溢れる小さな発見だらけでなんかもう素直に感動して、来て良かった気持ちになりました。
天満天神宮から緩やかに坂を下り道なりに進めば、流山コミニュティプラザへと辿り着きます。
流山市コミュニティプラザ内には、野菜直売所の「新鮮食味」(しんせんぐみ)もあります。日中のお散歩なら、おみやげに新鮮な野菜はいかがですか。
流山市コミュニティプラザ入り口向かいの流山おおたかの森高校と西初石小に挟まれた未舗装路を進みます。
するとおおたかの森高校の入り口と、西初石小鳥の森の入り口に出てきます。
なお西初石小鳥の森の入り口には現在、アライグマ注意の看板が掲示されていますので通行にはくれぐれもご注意ください。
(私は歌を歌いながら通行しました。相手はアライグマなのに)
西初石小鳥の森はこのようにかなり森が深いので見応え、歩き応え、冒険心が満たされます。地元NPOの尽力もあって夏にはホタルも見ることができます。歩いても5分もかからず入口から出口まで行けるのに本格的な森というとても面白いところです。
西初石小鳥の森を抜けて流山郵便局前の通りまでくれば、あとは道なりですね。
さあ、おおたかの森で最も恐ろしくて危険な場所へと近づいて参りました。
それは「文明社会」です。
お後がよろしいようで。
コースマップ
ということでgoogle mapでまとめると、下記のようなルートになります。
mapの方のポイントは、後日ちょこちょこ更新します。