2016年流山ロードレース開催決定
2016年第25回流山ロードレースの開催が決定しました。
開催日は平成28年10月9日(日)です。今年も例年通り、10月初旬の開催となりました。
マラソン大会の参加を趣味とする方にとっては、10月初旬という開催時期と10kmというお手頃な距離に加え、つくばエクスプレス利用なら都内から10分台(都心からなら20分台)という好アクセスからシーズンインを伝える大会として名が知れるようになりました。
詳細は流山市webから確認できます。
http://www.city.nagareyama.chiba.jp/life/21/178/010398.html
エントリー開始は平成28年6月23日(木)~7月31日(日)の期間、webからは下記3サイトで受付が始まっています。(リンク先は、それぞれのサイトによる流山ロードレースの紹介ページとなります。)
スポーツエントリー
テクノプラン
ランネット
今年の本大会のトピックの一つに、キッコーマンアリーナ起点の新コース採用が挙げられます。つきましては、最寄の駅もこれまでの流山おおたかの森駅から、キッコーマンアリーナのある流山セントラルパーク駅へと変更になりますので参加される方は、くれぐれもご注意ください。
今日は、キッコーマンアリーナがスタート&ゴールの起点となる新コースを早速試走してきましたのでランツーリズム的に見所を一つずつ紹介していきたいと思います。
試走にあたり、参考にしたルートはテクノプランのwebサイトで発表されている今大会のコースルートです。
上記ルートを元に試走してきたルートがこちらです。
全長10kmとなりますから、各区間1kmごとに見所を紹介していきます。
【スタート-1km付近】よーいドン!
キッコーマンアリーナを中心とした、流山セントラルパークこと流山運動公園を進みます。
スタート地点はこちら
セントラルパークの駅前降りたら5秒で辿り着く暁星国際流山小学校のすぐそばがスタート地点となります。
キッコーマンアリーナ交差点を左折後、TXの高架をくぐります。
緩やかな坂を上り、加交差点へ進む途中、脇に目をやれば、花が咲いてたりします。
【1km-2km付近】高台を進む。
【2km-3km付近】富士山と里山
新コースの見所の一つ。高台からの富士山の眺めが望めます。
お天気がよければ、高台ということもあって、一年を通じて富士山の眺めを目にすることができます。
当日もお天気がよければ富士山を見られるかもしれませんね。
高台の開発も進んできています。こんなところに家を建てられたら、さぞ気分が良いでしょう。
ということで、この見晴らしの良い土地「にしひれ」として市の宅地分譲地にもなっています。興味とお金とその気のある方は現況確認へGO!
「清水の 舞台より高い その土地よ」三段オチを飾るにふさわしい句を詠んだところで、庶民の私は里山へGO!です。
TXの先頭車両にかじりつかなければ見ることのできないNPESのグラフィティアートを横目に里山方面へ向かいます。松戸の生んだ天才、伊坂幸太郎氏の重力ピエロを思い出す光景ですね。春さんを呼んで良い仕事をしてもらいたいところです。ちなみにこの写真の橋は、つくばエクスプレスの撮影スポットのセンパのあの橋になります。
【3km-4km付近】坂川と鉄塔
宮園の住宅街を抜け、坂川沿いを進みます。
変電所が近いことから鉄塔が多目です。近くには怪獣も生息しているのでSF的なアプローチで八木の辺りを走るのも楽しいですよ。
【4-5km】富士見橋と唯一の登り
のんびりとした里の風景の中を進み富士見橋へ向かいます。
流山の原風景とも言える森と畑と電線に広い空が見渡せます。30年位前はそこかしこがこんな風景でした。
富士見橋付近の風景。ここに立って声を大にして言えることは「富士見橋から富士山は見えまぁす」の一言。今時、ちゃんと富士山の見える名実の伴う橋です。夏場のこの時期でも先ほど高台から見えた富士山をここからも見つけることができます。
半分くらい進むとそろそろコースガイドによく書いてある「アップダウン少な目」に突っ込みを入れたくなる頃合です。
緩やかに坂を上ること約300m コース上ほとんど無いけどここにはある唯一の勾配と思えば可愛いものです。
【5km-6km付近】小高い里山、昭和の光景
点在する農家と畑とカーブミラーに手付かずの森をそこかしこに見ながら、なんとなく昭和を感じる風景です。少しだけ時間の流れを遅く感じるような牧歌的な空気が流れています。
第1と第2がどこにあるかを知らない第3コミニュティーセンター前を抜けていきます。略字の第とかフォント含めてなんだか昭和テイストたっぷりです。
穏やかそのものの里の中を進みます。小高い河岸段丘の傾斜地を進むため、周りに大きな建物がありません。
道はときにくねくね。小高い里からは、先ほど走った坂川の光景を見下ろせたりもします。
【6km-7km付近】建物増えたね。2010年代の今へ戻る
再び流山セントラルパーク周辺、キッコーマンアリーナへ戻ってきます。
流山市生涯学習センター【流山エルズ】が右手に見えてきます。
昭和の里山から、ようやく2010年代に戻ってきた気がしますね。
先ほど通った暁星国際流山小学校脇のスタート地点へ戻ってきました。
【7km-8km付近】おおたかの森駅方面へのストレート
ここから先は、見通しのよい2010年代の夢の詰まった更地を行きます。
左奥手に見えるマンション、フォレストレジデンスを目印にストレート道路を進みます。
少しずつ近づいてきました。この辺りに残る更地は、まさにフロンティアの光景です。リアルシムシティを地で行く街の一面を見ることができるでしょう。
【8km-9km付近】水鳥の池と折り返し
フォレストレジデンスが段々と大きくなった頃、市野谷水鳥の池が見えてきます。ここからおおたかの森駅まで1kmも無いところ、なかなかリラックスできる水辺の癒しの光景です。この光景、開発と自然の調和の取れた街の目指していきたい姿がギュッと凝縮されているんじゃないかななんて思ったりもします。
豆粒ぐらいの大きさだったマンションもここまで大きくなりました。こうしたランドマークがあるとランニングの一つの醍醐味でもある自分の足で走ることで風景が変わっていくことをわかりやすく実感することができますね。
ゴールのキッコーマンアリーナへ向けて折り返し地点を周ります。折り返しは、水鳥の池近く、南口公園向かいのファミリーマートが目印です。
【9km-ゴール】ラストスパート
おおたかの森駅を背にゴールのキッコーマンアリーナへと向かいます。
長らく走ったコースもあとわずか。ラストスパートするも良し、疲れたらちょっと歩いても良いですね。競技志向のシリアスランナーはもちろん、楽しみながら走ろうとするファンランナーの人にも、制限時間は80分と長めにとってあるので、ゆっくりとしたジョギング程度のペースでも十分ゴールできると思います。恐らくは、流山市非公認ゆるキャラのながれ~も頑張ればゴールできるかもしれません。仮に今からジョギングを始めても大会で完走するのは決して難しくはありませんし、早めに歩けば1km10分で進むことはできますから、少しだけ走れればきっと大丈夫です。
(おまけ)旧流山市体育館は現在、解体中です。大会までにはきっと跡形も無くなっていることでしょう。
【最後に感想】
参加者4,000名が走ることを考えたとき、レースの開催にあたっては、どうしても大規模な交通規制が必要になります。参加する人には楽しんでもらい、参加しない人には極力不便を感じることがないようバランスをとりながら大会を実施する難しさに思いが及ぶ中、第25回流山ロードレースは新コースの採用となりました。
この新コースを走ってみた感想を端的に言えば、去年のコースの感想と同じことになってしまいますけれど流山の魅力がうまく盛り込まれたコースのように感じました。流山におけるスポーツの新拠点、キッコーマンアリーナを市内、市外の方々に知ってもらう格好の機会ですから、コースもまたそれに合わせてブラッシュアップされました。高台からの富士山や里山の侘び寂びといった変わらない自然の情景、開発が進み発展していく変わりゆく町の光景、キッコーマンアリーナを中心としたスポーツの楽しめる環境がこの僅かながらの10kmに盛り込まれています。アップダウンは少ないものの景色の起伏に富んでいますから、紹介した通り見所もたくさんありますね。
この新コースがきしくも、流山ランツーリズム「都心から一番近い森のまち」を走る10.7km 里山、川沿い、史跡にグルメで私が紹介したルートと一部同じ道を行くところがあったりもしたので「同じことを考えてる人もいるものだなぁ」と親近感を得ることもできました。一人の参加者として流山ロードレース当日を楽しみにトレーニングを積んでいくつもりです。気になる方は今からでも間に合いますから、参加を検討してみませんか。
「私も参加します」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com