12月を迎え朝夕はめっきりと寒くなってきた昨日12月1日の土曜日、朝のランニングがてらおすわさまで茅の輪をくぐってきました。
年に2回、6月と12月にお目見えするこの「茅の輪」をくぐると季節の移り変わりを感じます。年に1回の初詣だけでない地元の氏神様との付き合い方として、茅の輪をくぐりに行ってみるのも静かで穏やかなおすわさまの神社らしさを感じることもできますのでオススメです。
(夏の夏越の祓)
夏の夏越の祓に対し、引き締まる寒さのある冬の大祓は「年越の祓」と言われます。
寺社林を見れば旺盛さを誇った夏の勢いとは、趣きを変えたその葉を落とそうとも折れない木々の芯を見るにつけ、確かなるものは揺らがないことが感じられます。
一年の終わりに、その厄を落とすことによって振り返りを意識することができれば、初詣もまた違う気分でお参りすることができるでしょう。
PDCAを回せというビジネスライクな発想はあまり好きませんけれども、たまには神様にこちらの願望の結果がどうだったかをお伝えしてみたところでバチはあたらないでしょう。そもそも祈祷やらお願い事をPlanと言ってよいかも怪しいもので、何かを成功させようとするにも「神頼み」で済ますっていうのは、神様に対しては結構ひどい立ち振る舞いのような気もします。神様へは事の状況を逐一報告するほどの報連相は必要ないでしょうけれども、内省を込めてDo Check Actionあたりがどうだったかを一年の終わりに振り返りを兼ねてお参りに行ってみるのも、信心深さのようなものが醸し出されることに一役買うかもしれません。
そういえば、私、茅の輪を間違えもなく3回くぐるのもだいぶ上手にできるようになりました。この一年を振り返りがてら、この事もお伝えしてきた次第です。もの言わぬ神様はこの報告をどんな顔して聞かれているのか、そんなものを想像してみるのも面白いですね。
皆様も今年の厄を落としがてら、の一年の報連相をして、次の新年を迎える準備をしてみませんか。