日の出は日を追うごとに遅くなり、私が家を出る午前6時半頃も日の出前に差し掛かろうかという頃になってきました。
仄暗い街中が東の空からオレンジに染め上げていく様は、「毎日が初日の出‼」と祝いたくなるような明るさに満ちていることを身を持って知る季節の訪れです。
私にとってはこれが冬の訪れであり、そろそろあれこれと年末年始を意識しようかという気にさせるサインとなってきます。
予定を立てそれを実行するだけの賢さがある方にとっては、寒くなる12月前、この3連休あたりから大掃除を始めようものなら捗って捗ってしょうがないことも頭ではわかっているのですけど、このタスクはしばらく先まで放置しておこうかと思います。その気になるには、まだちょっと早いようですし、後回しにしておくのが人の性なのかもしれません。
シュトーレンの時期のはじまり
冬っぽさという意味では、年末年始のホリデーシーズンらしく買い物やグルメに精を出すのも楽しい時期となってきました。この時期になると、都内のお店や街の有名店のシュトーレンが店を賑わすようになってきます。
クリスマスケーキの当日1発勝負だけではないホリデーシーズン「クリスマスの訪れ」を楽しく待つための知恵でもあるシュトーレンは、値段も手頃で、日持ちも良い(ついでに言うと腹持ちもよい)ですからこの時期ならではのお楽しみとして随分とポピュラーなものになったように感じます。
ご多聞にもれず2週間程前に仕込んだシュトーレンがそろそろ食べごろを迎えています。そろそろ袋を開けてホリデーをひとかけら頂く時期ですね。
今年1本目は、VIRONのシュトーレン
今年1本目に購入したシュトーレンはVIRONのものです。東京駅至近、丸の内にお店があります。
VIRON丸の内店(instagram)
https://www.instagram.com/viron_brasserie/
購入したのはミニタイプのdumiです。ケーキとして捉えれば安く、パンとして捉えれば高い、そんな隙間感のある価格帯です。
VIRON自体、バケットが美味しいことが全国的に有名なお店です。価格帯は財布にやさしいとは言えませんけれども、年に1度や2度ならバチの当たらない贅沢と言えるでしょう。
(肝心なお味の方は後ほど追記します。)⇒以下続き
シュトーレンは2週間程寝かせると、シナモンの混ざった白い砂糖がほのかに黄色くなり、食べ頃を迎えたことを知らせてくれます。
見た目には主張する砂糖の層は固くもありませんから、ナイフを入れればあっという間に崩れます。
砂糖にはシナモンが混ざっているのでスパイスの効いた甘味があるのがVIRONのシュトーレンの特徴と言えるでしょう。
ホリデーシーズンの訪れを告げるひとかけらは、砂糖+シナモンの甘さが生地にまで馴染んでいて、しっとりとしています。レーズン等のドライフルーツ類もふんだんに入っているものの、その主張は控えめでVIRONのVIRONたる小麦の美味しさと独特の砂糖とシナモンの甘さが口の中に広がります。
この冬は何本行けるか
1本目があるなら2本目もあるわけで、恐らく今シーズン3本くらいは食べることになりそうです。流山近辺のシュトーレンの美味しいお店もたくさんありますから、是非1店1店その味を紹介できたらと思います。
この美味しいシーズンの訪れ、ひとかけらの幸福をしばらくの間は楽しむことと致しましょう。