来たる新生活へ向けて万全の準備をしていた新婚の頃、潤沢な予算と輝かしい未来へと向けて家具や家電もチョイチョイいいモノで買い揃えてしまう現象に果たして名前はあったのかとふと往時を思い偲ぶときがあります。
平成最後の夏を迎えた今年の夏、気付けば当時ピカピカだったニューモデルも10年の歳月を重ねとっくのとうに減価償却を終えました。その挙動の一つ一つに得も言われぬ怪しさを抱えガコガコ言ったり、ピーピー鳴くあたりは、まさに家電の後期高齢者化。家電にも老いがあるわけです。
上手く電源コードを曲げるとスイッチが入るといったファミコンのACアダプタみたいな昭和感満載な家電とのつきあいも味わいがあり、楽しいものです。部品を交換したり、できる修理は自分ですれば愛着も沸きますし、思った以上に長く使えます。とはいえども、機械も寄る年波には勝てず。大往生を迎えるものも増えてくるあたり、時代は巡り、また廻っているのだと思わされます。
家電が動かない事実を受け入れる今際の際、冷蔵庫や電子レンジを看取る時に今だ使ったことのないボタンがあることに「あのとき、つかまされたのだ」という気付きを得るのもさもありなん、息を引き取った家電を見送るとともに新しい相棒をお招きする準備が粛々と進むこととなります。
今日はそんなうちの家電の一つ、オーブントースターが代替わりをしましたのでそのお話を一つ。
食パンとピザが焼ければそれでいい説
我が家のオーブントースターは、齢10年にして大往生となり、代替わりを検討することとなりました。日常使うにあたっては、十中八九が食パンを焼くかチルドのピザを焼くかといいったところです。他に焼くといったら、サフランで買ったパンの暖め直しか、グラタンをたまにつくるか、正月にお餅焼くかといったところですからこの辺りはあんまり意識しなくてもいいかなということになりました。
この使い途に添ってできるだけシンプルなものを検討していたら、思わぬ伏兵の登場にわが家の2代目トースターは意外な選択となりました。
選んだのはニトリのオーブントースター
お迎えしたのは、このシンプルでシックなオーブントースター
メーカーはニトリで価格は税別3,800円でした。
IKEAと双璧を成す家具屋のニトリでは、生活家電も取り扱いがあって、それが結構いい感じです。
わが家の用途に合っているのは、パン4枚が焼けるという庫内の広さです。
庫内の広さは 幅27×奥行26.1×高さ8cmあります。
出力は4通り
・1200W:トーストに最適のハイパワー
・900W:ピザ調理に最適のヒーター設定
・600W:手作りクッキーに最適
・300W:ロールパンのあたために
パンを焼くのは、もちろんのこと決め手となったのは、
チルドピザを1枚まるまるそのまま焼ける
わが家の初代のトースターはよくあるチルドのピザが一枚まるまる焼くことが出来るだけの広さがなかったので、半分ずつ焼いていたりと非常に手間がかかっていたのですけれどもこちらのトースターは、トレイが大きいのでチルドピザを一枚切らずにそのまま焼くことができます。
お昼の強い味方、チルドピザ。
ピザの袋の上にトレイを重ねてみると計ったようにジャストフィットです。これが2度焼く手間を解放してくれました。
直径24cmのピザまでトレイに入りますので市販のチルドピザや冷凍ピザは大半が1枚丸々焼けます。
これで私もデブまっしぐら。気になる方は、是非ご検討を。
ニトリのオーブントースター
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/Appliance/KitchenAppliance/8970898s?ptr=item
余談。タイガーのUMA-PANもよさげ
ニトリ結構いいじゃん。ナイス判断わたし!なんて意気揚々とここまで記事を書いてみて、調子に乗って似たようなコンセプトのトースターを探してみたら、あれ、これ良くね?なやつがありますので一つご紹介を。
タイガー魔法瓶から発売されている通称「UMA-PAN」 価格は定価が5,000円(税別)
デザインは同様に洒落ていてというかかなりの部分がなんとも似通っています。ニトリのトースターによく似たマットでシンプルな黒と赤の2色展開となっています。
庫内の広さは幅30.0×奥行27.5×高さ10.0cmとニトリより気持ち大きく、出力も1300Wとニトリの+100Wというなんともなニトリキラー感があります。先にこっちを知ってたら私どうしたことでしょうね。
サイズからわかるようにこちらもチルドピザが丸々一枚焼けますので、トースター検討の折にはよい競合となるでしょうから、結構いいんじゃないでしょうか。
「そうUMAーPANでも焼ける」