流山で映画鑑賞 1スクリーン差の涙ぐましい努力 TOHOシネマズ流山おおたかの森

公共施設
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流山に住んでいてで映画鑑賞するとしたら、TOHOシネマズ流山おおたかの森か、お隣のMOVIX柏の葉に行く方が多いと思いますが、今日はその2つの映画館のちょっとした昔話をします。
ご存知でしょうか。

柏の葉のららぽーとのMOVIX柏の葉は、10スクリーンですが、おおたかの森SCのTOHOシネマズ流山おおたかの森は11スクリーンあることを。そしてこの1スクリーンの差には裏話があることを。


TXの開業した2005年の夏以降、沿線の商業施設の開発が本腰になってきます。
近隣では、2006年秋にららぽーと柏の葉がオープン。一歩遅れて2007年春におおたかの森SCがオープンします。

先にオープンしたららぽーと柏の葉に対して、遅れてオープンするおおたかの森SCは、店舗数では劣るものの、キーテナントに高島屋フードメゾンと紀伊国屋書店、LOFT、イトーヨーカドー、TOHOシネマズ、セントラルウェルネスを擁し、「上質な日常と夢のある日常」をコンセプトに打ち出します。デベロッパーは柏のステモを成功に導いた東神開発ですから、その辺りのブランディングは一日の長がありますね。

「上質な日常と夢のある日常」でキーテナントや建築の計画も決まったころ、なんと流山市が待ったをかけます。その理由がTOHOシネマズのスクリーン数だったんです。
「一駅しか違わない距離でシネコンの共存はありえない。1スクリーンでも多くして柏の葉に対する優位性を確保したい」という市長のトップセールスでららぽーと柏の葉と同じ10スクリーンだった当初の計画を覆し、1スクリーン多い11スクリーンに計画変更してしまいました。

当時、新聞記事を読んだときに私はまだ柏市民でしたが、「そこ張り合うところか?」と声に出してしまった事をよく覚えています。実際のところ、どちらの映画館も行くって人の方が多いと思いますからね。

この結果、MOVIX柏の葉は10スクリーン2009席 TOHOシネマズ流山おおたかの森11スクリーン約1900席の座席となります。スクリーンが多い流山のほうが、席数が少ないのは、この張り合いによるご愛嬌でしょうか。

肯定的に捉えれば、この1スクリーン差を産み出した涙ぐましい努力が、流山フィルムコミッションを始め流山を映画の街へと変貌を遂げていくきっかけになったのかもしれません。

市長ただの負けず嫌い説もそれはそれで好きですが。

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