流山市に移り住み、この街に興味を持ち始めたころ、流山おおたかの森近くにオランダ観音という史跡があることを知りました。オランダと観音、言葉の響きから歴史ロマンを感じる史跡スポットは、一体どこにある?
今日は、流山の秘境オランダ観音とおおたかの森の醍醐味のお話を一つ。
さてこのオランダ観音、地元の人でさえどこにあるか知らず、地図を見ても辿り付けない流山の秘境として有名なスポットです。私がおおたかの森に移り住んだ7年前は、開発の手も緩やかでしたので雑木林もまだまだ多く、おおたかの森駅からでさえ細い道と深い森の中、道なき道を抜けなければ辿り着けず、まさに流山の秘境を感じさせてくれる所でした。
2015年のまさに今、開発は順調に進み、道は広がり、雑木林も程々となりましたが、それでもなおオランダ観音は、道なき道を抜けなければ辿りつけない秘境であることに変わりはありません。
それはなぜでしょうか。
車のナビで行けばばすぐに着くはずとお思いの方がいれば、実際に試してみてください。
とても面白い結果になるはずです。
ナビはルートを示してくれると思いますが、果たしてその道は今もあるでしょうか?
もしかしたら、ナビの示す道は今はないのかもしれませんよ。
オランダ観音へ辿り着けない今現在の理由は、森の深さなどではなくこの街の開発スピードです。
おおたかの森近辺に住む一つの醍醐味は、リアルシムシティとも言われる程に街が変わりゆく様を楽しめることですが、昨日通れた道が今日は通れないなんてこともザラにあります。
車のナビはもちろん、スマホのナビでさえ地図の更新が追いつかないということも、今のおおたかの森ならではだからこそ経験できることかもしれません。
ですから予備知識無しで、是非オランダ観音を一度訪れることをお勧めします。
きっと今のおおたかの森の醍醐味が味わえるでしょうし、また少しこの街への愛着も増すことでしょう。