MENU
アーカイブ

終点に向かって

踏切のカンカン、車両のガタガタ、モーターの轟音が混ざりあいながら、けたたましくリフレクションの中に溶けていくアーバンパークラインの車両の様子をしばし見ていました。

東武線が駆け抜けていく真っ最中の慌ただしさと過ぎ去った後に訪れたひとときの静けさには、動と静のエッセンスが感じられ、その姿には師走の自分を重ねるところがありました。

怒涛の師走を駆け抜けきった先にあるであろう終わりの静けさが定刻ダイヤで迎えられることを願ってやまないものの、電車ごっこよろしくロープを握って足掻くしかないワンマン運転では、願うのも自分なら叶えるのも自分次第です。

終点の見え始めた2025年ラインの定時運行を守られるかは自分の手足に掛かってくるわけですから、歩んだ分だけ進み、進んだ先にゴールがあるとは人生とは何ともまあ実に良くできているものだと思い知らされます。

ともあれもうひと息、終点はすぐそこですから駆け抜けることと致しましょう。どうか皆さまご安全に。

  • URLをコピーしました!
目次