2024.07.02
こどもの腕時計が故障し、そろそろ新しいのを買おうかなんて皆で話しながら、昔付けていた腕時計の話に華が咲く。
学生には試験や受験のための単機能な腕時計ニーズがあることを知ったりと広がった話からは、若い頃に妻がつけていたチープカシオが記憶とクローゼットの奥底から発掘され日の目を見ることとなった。
ファンシーだったこどもの腕時計は、レトロフューチャーなゴールドトップのアナログ時計へとアップデートされ、これを持って親子二代で受け継がれる逸品的な実績が解除される。
10年以上止まっていた時計は、電池交換で動き出し、「良いものはみんな日本製だよ!(by BTTF3)」の意地を見せながら、新たな時を刻み出す。「結構お洒落だね。」とアナログとデジタルのハイブリッドな時計の動きを眺める子どもの姿を見ていると、左腕がスマートバンドの定位置となって幾星霜、腕時計とともに時を刻むのも一興かなと思い至る。