2024.05.28
夜吹く風は強く、夕食の洗い物を終える頃にはいよいよ嵐の勢いとなる。
家事にも終わりが見え始めた頃、「甘い物でも食べて一日をねぎらいたいね。」「そういえばスタバの季節限定の苺のフラペチーノを食べて無いね。」なんて話をしてたら今日がその限定の販売最終日だということが即座に分かるのだから、スマホとは何とも便利なものだね。
その後はご想像の通り。
行動力つよつぶりは、雨に降られても風に揺られても萎れることなく、嵐の夜に車を飛ばして近所のスタバに辿り着かせる。
閑散とした店内では、「今日が最終日なんですよ!!亅とお目当ての限定のフラペチーノをおすすめされるものだから、思わず笑ってしまう。
「そうそうそれそれ!!」と二、三言葉を交わし、明日からはバナナブリュレフラペチーノが始まることをおまけに教えてもらってお目当ての甘味を口にする。
何ということもないけれど、家族の皆で味わったそのフラペチーノは、何よりも饒舌に思い立つことの美味しさを苺の甘酸っぱさと抹茶の渋みを伴って教えてくれたように思う。