2024.04.28
仕事の後、京都市内に戻り鴨川デルタ近辺を巡る。当地は、森見登美彦の四畳半神話大系という小説の舞台で、いつか訪れたいという聖地巡礼の念願を遂に叶えることができた。
鴨川に佇むカップルの不可侵領域っぷりをこの目に確かめつつ「これが鴨川デルタっ‼」とにやにやと感嘆しては、ところによっては2+2のカップルが等間隔を守らない様も見られて、それはありなんだと合点したりと大変貴重な経験になった。
そこから下鴨神社へと一人で向かう糺の森は、その森の深さと暗さと人のいなさに小説の異空間っぷりがあり、小説のアレが大量発生しないとも限らない雰囲気が立ち込めていた。
夜のしじまに包まれた下鴨神社をありがたく独り占めさせてもらうことができ、自分が見たいと思ったものを見ることの大事さ、見られることのありがたみを噛みしめる一夜となった。