ご馳走のありがたみ

My life
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2024.02.25

ご馳走という言葉の意味は、走りまわること。用意のために走り回ることから、もてなし、また食材を集めることから食事、さらにそれをを振舞う意味になったと言われている。

ほうぼうを走り回る自分にとっては、毎日がご馳走ということにもなるのだけれど、確かに何かを買いに行くとき、時間を掛け足を使って手に入れたものはそこはかとなくありがたみが湧いてくる実感がある。

今朝は、雨がまだ降っていなかったので中村農園さんのいちごを手に入れるために現地までトレーニングがてら走って向かい、整理券を手に入れる。それから一旦うちに帰って風呂に入って、実を清めて9時の直売所の開店に改めて出直す一連の流れは、もはや何かの儀式のようでさえあったけれども中村農園のイチゴには、そこまでする価値があると思っている。

直接的な味や見た目の良し悪しに注目しがちではあるし、蘊蓄という名の情報を食することも多々あるけれども、そこにご馳走を手に入れるための自分の物語があるとその美味しさは舌だけでは無く、きっと心にまでも届く暖かいご馳走になる。

ありがたみとは、なんと素敵な隠し味なのだろう。

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