2024.02.24
庭先の春は前回の三連休よりも確かに深まり、蕾だったラナンキュラスは見事な花を咲かせる。
開いた花びらの一枚一枚の並びは、フィボナッチ数列の黄金比を思わせる幾何学模様を描いていた。
これらの数学がわかったら、日常の美しさへの理解がよりいっそう進みそうだし、撮影上の構図もより洗練され、センスも磨かれるだろうかなんてことを思う。
花一つの開花が探求の旅路のきっかけになるならば、春とはなんと可能性に満ち溢れた季節なのだろうと感嘆するも、春に限らず一事が万事、実は可能性に溢れているのかもしれない。
とするとこちらもつぼみのまま枯れるわけにはいかないし、四の五の言わずに動こうかという気が涌いてくる。
種は撒かねば花も咲きませんし、ひと花咲かせたいとはよく言ったものですから。