月の始まりは、新しい予感がする。それが3月ならばなおさら。
1周470mの公園のトラックに標されたSとGの頭文字にだって「終わりはまた始まり」の気付きを得られるのは、先月をどうにかこうにか乗り切って月の始まりに辿り着いた人が得られる視座で、月初のごほうびみたいなものだろうね。
今月は陽射しやら、鼻紙やら、梅やら、桜やら、3月9日やら、卒業やら、美術の先生の本気の黒板アートやらの春ワードがこの月をお祭りの練り歩きみたいにやってきて、あっという間に過ぎ去っていく。
わーっと始まってがーっ過ぎてばーって終わる日々になりそうだから、月の終わり頃には少しでも何か残したいなあと思い浮かべながら何枚か写真を撮り歩く。
成長は
須賀果樹園
小さな努力の
積み重ね
駅へ向かう途中の果樹園で見つけた慌ただしく過ぎていく季節を暮らすヒントに「そうだよね。」の相槌を打ちながら、ほうぼうに種でも蒔こうかと見立てる。
水やりくらいなら毎日できそうだしね。