流山市内には、珍しい地名として「木」と「加」があります。それぞれ「き」と「か」と読み、一文字一音の潔い地名となっています。
その土地の名前の由来は諸説あれども、今この世にその名が残っているというのも何の因果があったものなのか、歴史を感じるところでもあります。
一文字一音その潔い地名「木」と「加」
市では時折、市内の名前の由来を探るような催しが開催されることがありますので、この辺り気になる方は市内難読地名の由来等を知るために参加してみるのも住む街の愛着へとつながるかもしれません。
流山市内にある一字一音の「木」や「加」は古代奈良時代に「一字地名は無しにし2文字にする」と言う中央政府の達しがでたが、届かなかったのか、あるいは無視したために現在も残ったのではという説
ぐるっと流山 第17回森の学校~地名なるほどゼミナール~歴史に刻まれた流山の地名より引用
諸説ある中では上記の「お上から一字地名は無しとしニ文字にする」お達しをガン無視したという「昔の流山住民、結構ロック説」を支持したいところです。昔の人が皆、教科書に載るような良い子ではなく今の私たちと同じように日々の暮らしに満足もあれば不満もあって、譲れないものもあったのかなと感じられますから。
木が気になって
さてそんな一文字一音地名の一つ、「木」が気になって訪れてみると、周辺は開発が進んだ南流山周辺随一のショッピングエリアとなっていました。
市内のユニクロで一番売り場面積を誇るユニクロ流山店は、駐車場が敷地内併設されていて店内もゆったりとしています。通路も広く品揃えも多いですから、ショッピングセンター併設のテナント型の店舗と比べてパッと買ってサッと帰るような目当てで行くの向いています。
他にも、ホームセンターコーナン、ヤマダ電機、ヤオコー、マツモトキヨシ、スシロー、AOKI、スターバックス(郊外らしくドライブスルー付き)等、郊外のロードサイドの大型店が並び生活に不自由のない位に物をそろえることができる便利なエリアとなっています。この発展ぶりに木という地名に木が生い茂るわけはなく、ここ5年程で成し遂げられた開発成長スピードには、「木」が「森」になるレベルと下らない例えが浮かぼうものです。
また同じ流山市内、同じTX沿線であっても南流山のショッピングエリアとおおたかの森のショッピングエリアは、市内住民の活動圏と商圏が異なってくる印象があります。この木のショッピングエリアは、ロードサイドとなってくるので車が無い方には、ぐりーんバス等を上手く使ってアクセスする必要がある辺りも商圏の違いを作り出している一因と言えるでしょう。
木のバス停
地名の木らしい何かを探してみた中でインパクトがあったのはバス停です。
ユニクロ流山店の道路沿いには、木のバス停があります。
一文字の地名の潔さがこれでもかと伝わってきます。
また木のバス停はその名に反して鉄製のバス停であることをそっとお伝えして今日の所は、そろそろ終えます。
どたなた酔狂な方にこのバス停を木製にして頂き「木のバス停は木のバス停」という訳の分からないパワーワードをつぶやけるようにして頂けたならば、この街はもう一歩ロックでファンキーな街に近づくのかもしれません。
南流山・木ルート 路線図
南流山・木ルートは、時間帯によってルートが変わります。
(始発から南流山駅南口13時40分発の便までは右回り(時計回り)、南流山駅南口14時00分発の便から終発までは左回り(反時計回り)のルートとなります。)
流山市内バス停シリーズ
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