先日、怪我をしてしまった運河のビリケンさんの入院中のお留守を預かるべく、大阪通天閣から粋なはからいで黄金のビリケンさんが運河にやってきています。
留守番「ビリケンさん」ほこらへ 千葉・流山
https://www.sankei.com/life/news/180414/lif1804140024-n1.html
ということで早速、運河のビリケンさん(代打)を見てきました。
ビリケンさん(代打) pic.twitter.com/l4o3kbw5ao
— 流山すみずみ (@sumizumi_) 2018年4月13日
幸か不幸か運河のビリケンさんの知名度が大幅に上がることとなったのはケガの功名でしょうか。
ゴージャスなゴールドのビリケンさんは「ご利益10倍やで~」と関西弁に脳内変換される勢いがありありです。
期間限定のゴールドビリケンさんもそのゴージャスさ故か盗難防止のためと思われるチェーンが付けられています。ビリケンさん鍵っ子なんだね。
ぐるっと一通りゴールドビリケンさんを見渡した所で、ビリケンさんが鎮座しているところの台座に「THINGS AS THEY」と書かれていることが気になりました。
せっかくですからその意味を調べてみたところ、今回の運河のビリケンさんの怪我と通天閣のビリケンさんのお留守預かりと含めてなんだか趣深いなあと思いましたのでビリケンさんの言葉を紹介しておきたいと思います。
「THE GOD OF THINGS AS THEY OUGHT TO BE 言うてな。ほれ、台座のここんとこ。読めるか? THE GOD AS THINGS AS…、そうそう、ぐる〜っと回ってよう見てみ。THE GOD OF THINGS AS THEY…、何回言わすねん。ええわ、あとでよう見せたる。THE GOD OF THINGS AS THEY OUGHT TO BE言うてな。直訳すると”万事あるがままの神”ということ。
ワシはどんなことでも全体的に手伝うたる。大きな悩みも小さな悩みも、金の悩みも恋の悩みも健康の悩みも、悩みを抱えてがんばっとるという意味では全部一緒や。ワシはそういうところは差別なく、ざっくりと言うたらあれやけ ど、全体的に手伝うてあげたいねん。」
(ビリケンさん独占インタビューより引用)
あるがままの神さんというのは、なんともアバウトでいて救世主のようでもあり、また何も救わないような所在のなさがあります。
私たちが手を合わせ「幸せになりますように」の願いに対して「そやな」と誰の願いにも相槌を打ってくれるような感じといったら良いでしょうか。
それで救われる人もいれば、ご利益なんていないという人もいるかもしれません。
しかしながら「THINGS AS THEY」の神様ならば、心の在り様もまた「あるがまま」なのでしょう。その意味では、万事あるがままの神というのは、内心の鏡映しのような趣深さがあります。
悪い人もいれば良い人もいる娑婆の在り様すら肯定する神さんの粋な計らいをありがたく頂戴し、こちらも何か粋なお返しができるといいですね。
身近なところで言えば、せめて心の在り様くらいは上機嫌で過ごすことがビリケンさんへのお返しになるのかもしれません。そう思った次第です。