2024.10.11
落葉樹の葉先は、オレンジの暖色に染まり始め、その一年の仕事を終える兆しを見せ始めています。
絵具のビリジアンのような深い緑の頃から、今また葉の色が変えるときを迎えると、私の一年の時間の流れにも思いが巡ります。
恰好張ったことを言えば、この一年今の所は、時間切れを狙うような時間浪費は鳴りを潜め、時間制限のある中でできることをできるだけするようになったと言えるでしょうか。
私が求めているものは、決して浪費の先に転がっているようなものではなく、一挙一動を尽くした先にあるもの、月並みに言えば努力の成果がそれで、果実が成るならば、葉を散らすことにも価値があるでしょうし、葉を散らすからこそ果実も成るのでしょう。
そうそう、仮に実が成らずとも散らした葉の後には、また新しい葉を芽吹くことを知っている(からまた動ける)というのは年の功ですから、実が成らずとも枯れないということも、一つ大事に思っておきたいところです。
手を尽くしたいくつかには実が付き、またいくつかには葉を落とすのみとなった今年の私の成果と、公園の草木に重ねてそんなことを思った次第です。