ちりぬるを

My life
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2024.04.09

午前中に吹き荒れた雨風は、私の頬と背中に背負ったお仕事用リュックを濡らし、おまけに傘をお椀の形へとひっくり返す。

ここで両手を広げて雨に打たれたならば再現度の高いショーシャンクの空にごっこができたろうけど背中のリュックが玉に瑕なのでやらない。まあ大人だし。
代わりに雨に歌えばを歌詞もわからず、んふんふと頭の中で奏で、荒天にもまあそんな日もあるわなという心持ちに戻る。

帰りの電車でちゃんと聞いたジェイミー・カラム版の雨に歌えばは、淑やかなシティポップさと「ま、俺は雨でも構わないけどね。」といった余裕が沁み入った。

今度の雨の日にそういうヨユーかませるようにプレイリストに加えておきたい。雨に歌っているうちに桜の湖や桜のじゅうたんが街のそこかしこにできていたから、桜の花とまた一年後の再会を期す。

そうして今日も一日季節は進む。

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