2024.04.05
金曜日の仕事を終え、4月初週のウィークデーを乗り切る。今週は桜がどこでも花開き、週が進むのに合わせて満開となるような開花の進み具合だった。
つくばエクスプレスを降り、駅の改札を過ぎて最寄駅前の桜に目をやれば、桜の咲き具合の違いにも少しばかりの違いを見つける。
都心の桜は、秒速5センチメートルではらはらと風に乗る旅立ちを始める一方、電車で30分でも離れた当地では、これから満開を迎えるといった風でその最先端の流行には、どうやらタイムラグがあるようだった。
これは、私にとっては電車で30分のラグも、桜にとっては2,3日のラグがあるということだろうし、週末を迎えて、カメラを持ち出そうと思えるくらいのゆとりある時間を迎えるまでにも、同じくウィークデー分のラグがあるということになるだろう。
そのおかげか、桜は少し遅れて満開を迎え、やりきった仕事はねぎらわれ、金曜日の夜は一際美しくなる。
up to dateでなくても、ラグの分ありがたみが増すこともあり、期待して待つのもまた良しだと思い至る。
なるほど「お楽しみに。」とはよく言ったものだね。