2024.03.08
深セン滞在中の食事は、会合を兼ねるおもてなしの宴席となるためほぼ必然的に豪華絢爛な中華料理を頂くこととなる。つまるところ連戦に堪えられる胃の強さもしくは胃薬の強さが必要となるのだけれども、幸いなことに両方を持ち合わせてその場に臨む。
私はお話をしながらその人を知り、理解し、わかり合うという過程を人生の生きがいだと本気で思っているクチなので、こういう場では水を得た魚のようによく聞くリスナーとなり、よくしゃべるスピーカーとなる。
踏んだ場数か年の功のおかげか、仕事の話やプライベートの話からあるある話まで今ならどんなサイコロを振られても〇〇な話をそつなくこなせるけれども、お会いする人の爆発的な魅力を見せられると、やはりまだまだだなあと思わされる。
それは、アウトプットされる話の面白さではなくて、恐らくはどんな姿勢でどんな経験をインプットしてきたかの違いなのだろう。見せ方の上手さと本物の上手さの違いを見極められる慧眼を持つ人の人を見る目は確かだ。
華やかな円形テーブルは周り続け、卓が周りいくうちにお互いをわかり合い、夜は更けていく。そしてこれからの課題を知り、宿に戻ってくつろぐ間もなく翌日の二日酔いが決まっていく。