3年ぶり開催2022.11.05「森のマルシェ Harvestival 」 で拡がる縁

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去る2022年11月5日(土)流山おおたかの森南口都市広場(森のまち広場)にて森のマルシェHarvestivalが開催されました。

森のまち広場で行われる大型イベント「森のマルシェ」は下記の通り、春夏秋冬の季節毎に趣向が異なっていて、今回開催されたHarvestivalはHarvest(収穫)+Festival(お祭り)を掛け合わせた秋の収穫祭の装いとなります。

季節イベント
流山グリーンフェスティバル
森のナイトカフェ
森のマルシェ Harvestival
森のマルシェ マルシェ・ド・ノエル
流山 森のマルシェシリーズ

3年ぶりの開催となった今回のHarvestivalでは、「香る。聴く。視る。触れる。味わう。の五感のすべてで流山を体感。」のテーマに沿って様々な出店とそれを楽しむ来場者の方々で賑わう秋の収穫祭の1日となりました。

焼き栗焼いちゃいました。森田農園のYaki-Guri

Harvestival内で秋らしさをこれでもかと訴えかけてきたのは、地元流山で300年以上続く森田農園さんのYAKI-GURI。森田農園さんは、歴史ある農家という面だけなく、現代的な6次産業化を推進していくアップトゥデートな感覚も持った流山期待の農家のひとつです。

当日は、謎のYAKI-GURI製造マッシーンで蒸気が上がる度に香ばしい栗の香りが立ち込めて、私たちの視覚、聴覚、嗅覚はそれはもうビンビンに刺激されまくりました。
目、耳、鼻に訴えかける焼き栗の誘惑に抗うことは難しく、YAKI-GURIを買い求める長いお客さんの列が延びていましたし、その栗の味は出来たての熱さと相まってさつまいもにも似たほっこりとした素朴な甘さが口に広がるものでした。栗を剥いて一粒食べると自然ともう一粒手が伸びてしまうエンドレスリピートぶりに「栗っておいしかったのだ。」という懐かしくも新鮮な感覚を持った方もさぞ多かったことでしょう。

流山産野菜の味覚体験 by connect のつなぐもの

マルシェとは、フランス語で「マーケット」や「市場」を指す言葉である通り、日本では、青空市だったりファーマーズマーケットのようなものとして理解されています。その意味で言えば、「流山産野菜の味覚体験 by connect」のブースも森のマルシェらしさを十分に体現していました。

connectは、生活圏の農家さんと生活者の接点をつくりながら、食を通して、地域の小さな循環を生み出す活動を流山で行ってます。当日はconnectの呼びかけで集まったマルシェの雰囲気に沿った当日朝採りの葉野菜や根菜、それに流山お田んぼクラブさんの流山米(Nagareyamai)や、入江農園さんのおいしいしいたけ、さらにはおおたかの森で作られたドライフラワー作家さんによる房ぶりの大きいアナベルや千日紅などが並びました。

私自身も当日、connectの売り子さんとしてブースでお野菜を販売したり、来場頂いた方々に記念のチェキを撮らせてもらったりと活きのよいおじさんとして店頭に並ぶ(not for sale)ことができたのは、まあご愛敬なんですけれども「縁」あってこの場に携わることができたのは、決して偶然では無かったように感じています。

旧き良き八百屋のようなconnect の作り出した「縁」が地元流山の生産者さんたちを、流山の生活者たるマルシェのお客さんたちを、私のような物好きさえも、それぞれが手に取る野菜ととともに繋がっていく様子は、エンドレスリピートで見ていたい活気溢れるマルシェの光景だったように思います。

子どもの多いまちには食べる以外のイベントも充実

Harvestivalでは食べものだけでなく、子どもの多い流山ならではのワークショップ等の各種イベントも開催されました。その中には「あなたの想いが、まちの未来に。」をテーマに掲げる流山市のオンラインコミュニティ「Nの研究室」で胸に秘めていた思いを実現した流山市民の方もいました。

例えばこんな人。

「記録に残す、記憶が残る。」プロジェクト

流山に住む人たちの暮らしぶりの変化を長い目でずっと写真に収め続ける「記念写真を、10年後も、流山で」をテーマした「記録に残す、記憶が残る。」プロジェクトもNの研究室生まれの企画で、5月のマルシェ、春の流山グリーンフェスティバルに続いて2度目の開催となりました。

やってるのお前かーいというツッコミが聞こえますね。はい。

当日、お撮りした写真をスマホの待ち受けにして頂いたり、家族写真がコロナ禍等もあって残しづらいご時世の中でとても良い記念になった旨のご連絡を頂いたりと、参加した方からはガチで好評を頂いています。2回中2回の皆勤の方もいたりするのは、本当にありがたく次回の開催が決まりましたら早めに告知できたらと思います。

昆虫になろう!羽根をつくるワークショップ

鷹森探求標本室花屋クリザンテームのコラボした昆虫になろう!羽根をつくるワークショップもNの研究室生まれの企画で、当日は、背中から素敵な羽根を生やした利発なボーイズ&ガールズをたくさん見かけることができました。クリザンテームさんのお花をぺたぺたと貼り付けて自分だけの素敵な羽根をつくるワークショップ後には、背中に羽根が生えた子どもたちが、Harvestival会場を羽ばたく愛くるしい姿には、自然と目を細めてしまうものでした。

次回も12月7日 12月11日にも「昆虫嫌いのママさんのための昆虫教室 」と題した「うちの息子、めっちゃ昆虫好きなんだけど、母ちゃんめっちゃ苦手なのでマジ虫困る」層に刺さるイベントが開催されますのでご興味のある方はご検討の程を。

こちらのワークショップにも縁あって参加したことがありますので後日、レポートを当ブログにupできたらと思います。

手を挙げたら、取り合う仕組みもできつつあり。

ほかにもFolower Danceさんのロスフラワー&ワークショップやChit Chat Booksの外国絵本の読み聞かせ販売など地元流山の方の出店が数多くみられました。

(11月12日開催の流山運動公園 公園で小さな秋を見つけようより)

キッチンカー等でグルメを楽しむのもちろんのこと、森のマルシェが持つ独自性として流山の方々が「やってみたいを叶える場」にもなりつつあるようにも感じられたことが、今回の印象です。

この印象は、私自身が出店した側だったからなのですけれども音楽は聴くよりも弾くのが楽しいのと同じで「Playerの側になる」というのは、お客さんでいることからさらに一歩踏み込んだ楽しさがあります。

是非、何かしらの思いを胸に秘めた方は、次回出店を検討してみてください。小さなきっかけから扉が開くような感覚を体験できるのではないかと思います。

その手を挙げたらば、手を取り合える「Nの研究室」のようなコミュニティも醸成され始めていますし、足りないところは、助け合いながら実現することもきっとできるでしょう。

意を決し上げた手を互いに取り合いながら、気付けば自然とそのステージに上がっていたなんていう縁が今後も拡がっていくことを願って今日はこの辺で。

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