地元の人に「おすわさま」の名前で愛されている諏訪神社。
私も妻も義母さんも長女も七五三のお参りは、この「おすわさま」でした。今年の秋には、次女の3歳の七五三のお参りの予定でもいます。
正月の初詣やお宮参りに七五三など、神社には何か用事のあるときに行くことがほとんどだとは思いますが、何も用事のないときにお散歩がてら、ふらりお参りに行くのもたまには良いものです。
神聖さという言葉を説明することは難しいですが、諏訪の森の持つ独特の空気感は、言葉では説明しづらい「神聖さ」や「荘厳さ」というものを分かりやすく体で感じさせてくれます。
諏訪神社一体は寺社林「諏訪の森」に覆われており、一歩足を踏み入れれば、静かな森の中に吸い込まれていきます。
境内までは、しばらく森の中を歩きます。境内までのこの少しの距離の間に喧騒を忘れ、心が落ち着いていくことを感じます。
諏訪神社は1200年の歴史がある神社です。寺社内の緑も一本一本が本当に見事でそれだけでも見ごたえのあるものです。長い時間を神社とともに生きてきたことをうかがわせてくれます。
夏のこの時期は、特に葉一枚一枚の葉脈も美しく、木々の繁る夏であることを感じさせてくれます。
おすわさまの神紋は、「上諏訪梶の葉」森の中の神社のイメージにぴったりの神紋ですね。
境内が見えて来たら、たまには、寄り道してみませんか。
諏訪神社をまっすぐ参拝するだけでは勿体ないですよ。
おすわさまの中には、ブロンズ像が至るところにありますが、そのどれもが見応えのあるものばかりです。
私が諏訪神社のブロンズ作品の中で一番引き込まれるのはこの「義家献馬」の像です。男性的な力強さと馬に対するやさしさが溢れていて、見ていて飽きません。
この像は長崎平和祈念像を作られたことで有名な日本を代表する彫刻家 北村西望作です。
義家献馬の詳細は下記、諏訪神社の公式webから知ることができます。
http://www.suwano-mori.com/sta16234/index.html
神社内には北村西望先生の作品としてもう一つ、狛犬もあります。
西望先生の狛犬はかなり迫力があり、「コマさん」と「コマじろう」もびびっちゃうかも知れないくらい個性的です。おすわさまの狛犬は他にもたくさんありますが、どれも見ていて面白いですよ。
お参りを終えておすわさまを出るときには、いつも少し心が軽くなります。
少し気持ちが疲れたら、この森で癒され、そしてまた気持ちを引き締めてみるのもいいですよ。
最後になりますが、諏訪神社のお祭り「諏訪神社例祭」は、毎年8月22日開催です。
出店、提灯、神輿の日本の3拍子揃った夏を存分に味わうことができます。
浴衣でお出かけなんて乙ですよ。
駒木 諏訪神社
http://www.suwano-mori.com/
2015年11月3日追記
おすわさまで七五三詣に行ってきました。
https://nagareyama-sumizumi.com/428965000.html