Penny Lane Bakery&Cafe T-site 柏の葉

Penny Lane Bakery&Cafe  T-site 柏の葉

花柄模様のすりガラスの引き戸の前、右手でのれんをすくい、左手でくすんだアルミの取っ手を引くと威勢の良い大将の声と店内BGMの巡恋歌が聞こえ始めてきた。

「ちょうど今は、巡恋歌タイムか。」いつものカウンターには、いつもの客。大将のタオル鉢巻きは、いつも通り長渕だ。私もいつも通りカウンター7席の右から2番目の席に座り右端の席に荷物を置き、傍らのメニューに目を通すとマスターが歌い出しに合わせてオーダーを聞いてくる。

マスター「セイッ!!」

「好きです。好きです。心から!」

マスター「セイッ!セイッ!」

「愛していますよと!」

マスター「ハッ!セイヤ!」

「甘い言葉の裏には!」

常連客「セイセイッ!!」

「一人暮らしの寂しさがあったーー!」

バイト「『好きです。好きです。心から』と『愛していますよと』と『甘い言葉の裏には』と『一人暮らしの寂しさがあった』の4点っすね。セイッ‼『巡恋歌セット』入りまーす。今日も元気にセイッ!!」

コント『長渕ラーメン』

という長渕剛インスパイアのラーメン屋は無くても、ビートルズインスパイアの飲食店は何故か多いのが世の中の不思議。ジョンもポールもジョージもリンゴもリアルタイムに経験できた団塊世代のおじいちゃんおばあちゃんにとっては慕情があるのはもちろんのこと、それ以下の世代にとってはポップカルチャーの始祖や古典的存在でもあるからでしょうか。好きなアーティストからビートルズへ辿ることは、まるでローマへ行くの同様に難しくないように思います。それ故か、実際に柏駅前でお酒を覚えた世代としてはペニーレイン、サプティペパーズ、ロングトールサリーの店名は小洒落た飲み屋として強く記憶が残り、居酒屋予算3000円の先の世界を見るための大きな役割を果たしてもくれました。
(ここまで昔話)

Penny Lane Bakery&Cafeへ

さてそんなビートルズにインスパイアされた飲食店の中でも柏の葉、流山界隈で注目されているのがT-site柏の葉にオープンした「Penny Lane Bakery&Cafe」です。

栃木県那須市を本店にベーカリーやレストランを展開していてビートルズをリスペクトした凝った内装と確かなベーカリーの味で有名なお店です。近隣ではつくば店に行かなければ手に入らなかったパンやコーヒーが2021年7月4日の柏の葉店のオープンによりお店の事を良く知らない私にもその機会ができたことを喜ばしく思います。

ペニーレインの各店のコンセプトとしてビートルズが根底にあることもあって柏の葉店のビートルズへのこだわりも凄まじいものがあります。

飾られているギターは名機「エピフォン カジノ」
バンド名いっぱいの壁面
アビーロードもあるよ

私の短い夏休み休暇の折、9時からのオープンに合わせて訪れてみたところ、待機列は10名程ありましたから、オープン1か月経った今、確かな人気が根付いてきているようです。

メニューにはビートルズらしさも

店内販売中のパンの名前には曲名をあしらった「Help」やメンバーの「リンゴスター」などわかる方には「ふふふ」となるようなフックも仕掛けられています。

見た限りでもわかる一手間加えられた手の込んだパンが多く、見ているだけでも目移りしてきます。金額帯は300円前後からのパンが多いですから、近隣ベーカリーよりはやや強気の値段設定であるように感じられます。
旅先でのツーリスト気分ならば気にならない価格ですけれどもこの辺りは、日常使いとして見るとちょっと贅沢したいとき向けの「ハレの日」のパンとなるかもしれません。

パン全般については色々と味見中となりますが、子どもにはチョコクロワッサン、おさつフレンチ、カフェプールの甘い系のパンのウケが良かったです。素材の良さ、熟成と焼成の丁寧さも相まって普段食べるパンとは「何か違う。」とのことでバクバク食べていたので美味しかったんだと思います。
どれも適度なボリュームがありますのでシェアして親子で食べてもよさそうです。際立った出色の出来のパンがみつかったら暁には、個別に別途取り上げたいと思います。

カフェもあるからアクアテラスで一息も。

また店内にはCafeも併設されており、各種コーヒーや飲料の取扱いもあります。
記事作成時点の2021年8月では緊急事態宣言下ということもあり酒類の提供はされていませんが、酒類メニューにはイチローズモルトのブレンデッドウイスキー「505」のハイボール(1000円)等の取扱いもありますのでアクアテラスでちょい飲みしながらパンを食べるという日が戻ってくる日を楽しみに待ちたいところです。

(写真撮影許可の上の撮影)
camera :a7iii
lens :FE35mm f1.8 (SEL35F18F)

グルメカテゴリの最新記事