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子持ち女性は子無し女性に比べて幸福度が低いという統計に汝当てはめる事なかれ

I ♡NY
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4年程前の内閣府経済社会総合研究所の子どもを持つ若年層を対象とした幸福度に関する研究子どもの存在の主観的幸福度への影響が調査されたことがあります。そしてこの調査の結果、子どものいない女性よりも子どものいる女性の方が現在の幸福感、生活満足度、5年後の幸福感がいずれも低いという事が明らかになりました。

この統計、あまり世に出ないのは、少子化対策を声高に唱える中、元も子もない「闇が深さ」が、実情として統計に出てしまっているからだと思うのは邪推でしょうか。さらにジトーッとした汗をかきそうなのが、常用雇用のDEWKs家庭とDINKs家庭の幸福度の差が品著だと明らかにされたことです。

世帯収入の高い女性は収入レベルが低い女性に比べて全般的に幸福度が高いものの、子どもがいる女性とそうでない女性の幸福度の差はかえって大きく、この結果は収入の高さは子育てに関する負担感を補うわけではないことを示唆している。また、常用雇用され、かつ子どもがいる女性は、現在の幸福感も生活満足度も低いという統計的に有意な結果が得られた。つまり、子どもを持つ女性の幸福度が子どもを持たない女性に比べて低いのは、共働きをしている女性が子育ての負担を多く感じていることによると思われる。さらに子育て支援サービスに満足している女性の幸福度と、子どもがいない女性の幸福度の間に統計的に有意な差は存在しない一方、満足していない女性の場合は、子どもがいない女性にくらべて幸福度が低い。この結果は子育て支援サービスの充実の重要性を示唆している。

とあります。

我が家は一馬力家庭ですので両親ともにフルタイムの仕事があるDEWKs家庭の内情までは正直に申し上げてよくわかりませんけれどもただ実感として、DEWKs家庭で大金を稼ぎながらも余裕はなさそうで幸せそうに見えない方を目にすることがあります。

高級品らしい買ったものの固有名詞アピールなんかは、こちらも知らなかった世界の扉を教えてもらったりもするのでまだまだかわいいものですけれども、「言う事聞かない子供を罵倒してやったー」や「おむつ替えすら手伝わない旦那マジ無能w」とかなまじ高すぎる言語能力と各種SNSを使いこなすだけの情報リテラシー力が仇となり、不満と結びついたときの破壊力はなかなかの腕前を感じさせられるものです。

稼がれてることもあって暮らしぶりは贅沢そうにも見えるので、私からするとうらやましくもあるのですけれど、満足した子育て支援サービスを得られない負担や不満を仕事で稼いだお金によって代償するという実に資本主義らしいアプローチを見たり、吐露される不平不満を目にすると、お金がないなりに慎ましくよろしくやってる側には、業の深さを感じずにはいられません。

私の住む流山市においてはDEWKs家庭をターゲットにした「母になるなら流山市」のシティプロモーションとつくばエクスプレスの恩恵による都心への通勤の至便さが、DEWKs家庭にとって魅力的なウリに映ることは容易に想像がつきます。また課題として抱えている待機児童についても解消に向けた保育園増設等の計画を矢継ぎ早に出して一定の成果も出し実力を伴う街になりつつあることにも疑いはありません。

こうした産めや増やせやの行政による少子化対策は、保育園の増園や送迎保育の実施支援や、一歩進んで流山市のように自治体によるシティプロモーション等、各自治体において趣向を凝らした策が考えられています。
支援策の有無やその充実ぶりが街の魅力となり、結果人が増えるところをゴールとするならば、ここ10年の市内の結果は身を持って知る所ですし、イメージだけでない数字を伴った人口増、税収増として成功を指し示していると言えるでしょう。

ただ、人口が増えている人気の街だから、私も移り住んだら幸せになれるはずと考えられる方がいたら、冒頭の統計を一度改めて読まれることをお勧めします。
その上で傾向的な統計として、「子持ち女性は子無し女性に比べて幸福度が低い」という事実を一旦受け入れるべきです。

そしてここからが、またスタートになるのですけれども、果たしてこの統計が自分に当てはまるかということを考えて頂けたらと思います。DEWKsの女性の方がいらしたとして「まったく一緒だわーほんとにそう」なんて
当てはめちゃたったりしたならもう一回やり直しです。

事実を受け止めた上で、くどいですけどもう一度読み直して欲しいんです。これは統計であってあなたのストーリーでなければ決して人生を言い当てたものでもないんです。悲劇のヒロインを気取る必要なんて全くもって全然ないですよ。ほんとに。

ですから根本的に家族を持つこと、子を持つことが「幸せだ!」と感じる内心の満足の主体は、言うまでもなく自分自身ですし、誰からもたらされるわけでもなく、自分自身で幸せを追うことは自由だと私は思っています。不幸を味わうかのように、辛辣な言葉で日々の愚痴を吐くことも自由ですけれども、日々の幸せを声高に謳う自由もまた同じ自由です。今更誰も教えてはくれないことですけれども、観劇する側をひとまず置いといて、同じ主人公なら悲劇よりも喜劇のほうが主人公を演じる側として間違いなく楽しいはずですよね。

流山という街が人口増を伴う人気のある街であることは間違いのないことですけれども、ストーリーの演じる方が楽しまなければ、この街の暮らしの幸せまではお約束はできません。

変な励まし方で恐縮ですけれども、もしこの街での暮らしを楽しんでやろうなんてその気が一分でもあれば、心配はありません。この街の諸先輩方は、面白い人材が揃っていますので声をかけて頂ければ、同年代の繋がりは流山市内東西南北に渡って火を見るより明らかに繋がっていきます。

0からブログを始めた私にも、街に知り合いができ、色々な方と繋がることができたのですから、これは本当のことです。

くすぶる位なら完全燃焼できるステージでの活躍を。誰かの目に火が宿りますように。

(参考)首都圏に横3メートルの大型ポスター掲示「母になるなら、流山市。」

「流山すみずみはDEWKs家庭の女性を応援します。」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com

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