おおたかの森一等地に東武のマンションの計画

おおたかの森一等地に東武のマンションの計画

おおたかの森北口方面、ウェリスおおたかの森ノーステラスの向い、おおたかの森駅方向の空地に東武鉄道(長谷工コーポレーション施工)のマンション建設計画の事業計画板が設置されています。

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カタカナの「ヒ」型に3棟構成で予定戸数は352戸。
1戸あたり、おおよそ3人が住むと計算すると、このマンション計画で市の人口は1,000人近く増えることとなりそうです。
マンション業界からは「長谷工の森」とも言われるおおたかの森駅前の長谷工施工の大型マンション開発もそろそろ空地もなくなってきましたから、この計画で一息つく頃合いでしょうか。


ともあれ、更地と空き地が代名詞でもあった駅前も随分と建物が建ち、賑わいを見せるようになってきています。
更地に話の花を咲かせた頃も気づけば遠い昔となり、おおたかの森駅前が未完の大器として期待と可能性を売りにした過去10年はあっという間に過ぎ去りました。
この先10年は過去10年とは異なり、実力を示すことが求められる時期となるでしょう。

「住み続ける価値の高い街」としてのブランド確立を目指す流山市にとっても、この先10年のシティセールスは、期待と可能性だけでなく実力を誇示しなければならない難しい曲面を迎えることを意味しています。
住宅購入時、広告に踊った「都心から一番近い森の街」「母になるなら流山市」といった会心のキャッチコピー、都心近郊最後のフロンティアと言わんばかりのつくばエクスプレス沿線の開発といった美麗美句に心惹かれた住民にとって、「その選択に誤りは無かったと思わせるものは何か。」この先の10年はこの答え合わせにも時間を掛けていくことにもなります。

問いの答えは、一人ひとりの日々の暮らしの中から沸く感想と実感に他ならないものですから、キャッチコピーのような手っ取り早い答えも用意されていないこともまた明白です。
ただ日々を暮らすだけでは、シビックプライドが生まれないのと同様に、「住みたい街」という願望を叶えた一歩先の「住んで良かった街」の実感を得る為には、街に対する能動的な関わりが一人ひとりに求められると言えそうでもあります。

リアルシムシティのお楽しみでもあった空き地に続々と増えた新店オープンのニュースもこの先、劇的に増えることもないでしょうから、今後は個々にこの街に住むお楽しみを準備する必要がありそうです。
このお楽しみの準備する方法、難しそうな問いにも聞こえますけれども、望みを持って暮らし、繋がりを広げ、深めていけば、存外に簡単に見つかる気がしています。

「西口の工場移転はまだか」「学区の変更なんて絶対に嫌だ」といったああでもないこうでもない街の発展に対する願望のようで呪いのようでもある灰色の気分をぶつけるよりは、「東口の桜がもうすぐ咲きそう」だとか「犬の散歩がてらゴミ拾っといた」といった日常の気付きや意志に基づくアクションに耳と目を傾けたほうが、心はカラフルでいられて、虹色の何かが芽吹くことでしょう。

この虹色の何か、人によっては「お楽しみ」でまた人によっては「シビックプライド」とも表現されるものなんだろうかという漠然とした感覚を得ています。

「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。」と時の哲学者アランは言いました。
一喜一憂するのは人の性なれど、気分で過ごしていてはいつかは悲観に落ちますので、馬鹿を装いつつ楽観を貫くくらいの意志を持ってこの街の主役たる人生を過ごしてもらえたらと思います。

「楽観か馬鹿かで問われるとたぶん両方に該当」
流山すみずみ
https://nagareyama-sumizumi.com

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